目次:運行計画 †
一つの列車が一つの駅に対して、複数の発車設定を行うことは出来ません!ご注意ください!
- 出来ない例
- 一つの電車が上りのときに1番ホーム入りの2番ホーム到着待ち、下りのときは2番ホーム入りの1番ホーム到着待ち
- 上りのときは50分待ち、下りのときは30分待ち
- 上りのときは停車、下りのときは通過
- 平日のときは通過、休日のときは停車 など
- 旅客列車の乗員が0人になる場合
- 同じ駅で2つ以上の旅客列車が同時に発車するダイヤを組むと、乗車が0人となることがある。
- どちらかの車両のダイヤを10分ずれるように設定すると改善される。
発車条件 †
各駅ごとに設定できる。5つのうちどれか1つを選ぶ。
停止時間 †
- 1駅に停車する時間を設定。
- 10分~23時間50分の間で指定できる。
時刻指定 †
- 発車する時刻を設定。
- 一定間隔(一時間毎等)の発車時刻も指定できる。
列車発車待ち †
- 他のホームの列車が発車するまで待った後に発車する設定。発車後の待機時間は、10分~80分まで選べる。
- 上下線共に同じホームの通過列車しか待ち合わせできないので、駅を2つ並べなければならない。
- 上りのときは1番線で2番線の通過列車を待避して、下りのときは4番線で3番線の通過列車を待避する、などはできない。通過するホーム(この場合2番線と3番線)をひとつのホームにまとめるのなら可能。
列車到着待ち †
- 他のホームに列車が到着するまで待った後に発車する設定。
- 到着後の待機時間は10分~80分まで選べる。
- 列車発車待ち同様、到着する列車のホームは同じでないといけない。
- 上りのときは1番線で2番線着の列車を待ち、下りのときは4番線で3番線着の列車を待つ、などはできない。到着待ちの列車のホーム(この場合2番線と3番線)をひとつのホームにまとめるのなら可能。
通過 †
- 速度を落とさず通過する。もちろん乗客や資材の積み下ろしはなし。
- 優等列車の基本。
運行時間 †
- 列車運行の開始時刻と終了時刻を設定できる。
- 深夜は乗客数も少ないので、6時~23時のように設定すると良い。
- 但し、運行時間外でも駅に停まらないと走り続けるので、運行終了の列車の後ろに別の列車が衝突する事も。初心者は24時間運行の方がいいかも。
運行曜日 †
- 毎日運行、平日運行、休日運行を選べる。初期設定は毎日運行。
- うまく使えば休日だけの臨時列車なども運行できる。
アドバイス †
- 駅を向かい合わせに設置することで、上りと下りで別々のダイヤ設定が可能に。
- ただし維持費が倍になり利用者数が分散するので、発展が遅くなるなどのデメリットもある。
駅間隔・列車速度別の到達時間 †
- 隣駅までのマス数(ホーム端~ホーム端)による到達時間(分)
- ホーム長:5
駅間距離(マス数) | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 20 | 30 | 40 | 50 | 定常速度 |
超高速 | 19 | 19 | 23 | 28 | 31 | 34 | 37 | 40 | 41 | 42 | 43 | 53 | 63 | 73 | 83 | 1 分/マス |
高速 | 19 | 24 | 28 | 32 | 36 | 40 | 42 | 44 | 46 | 48 | 50 | 70 | 90 | 110 | 130 | 2 分/マス |
中速 | 23 | 28 | 33 | 38 | 41 | 44 | 47 | 50 | 53 | 56 | 59 | 89 | 119 | 149 | 179 | 3 分/マス |
低速 | 31 | 38 | 42 | 46 | 50 | 54 | 58 | 62 | 66 | 70 | 74 | 114 | 154 | 194 | 234 | 4 分/マス |
- ホーム長:3
駅間距離(マス数) | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 20 | 30 | 40 | 50 | 定常速度 |
超高速 | 13 | 15 | 19 | 19 | 23 | 28 | 31 | 34 | 35 | 36 | 37 | 47 | 57 | 67 | 77 | 1 分/マス |
高速 | 13 | 15 | 19 | 24 | 28 | 32 | 34 | 36 | 38 | 40 | 42 | 62 | 82 | 102 | 122 | 2 分/マス |
中速 | 13 | 18 | 23 | 28 | 31 | 34 | 37 | 40 | 43 | 46 | 49 | 79 | 109 | 139 | 169 | 3 分/マス |
低速 | 17 | 24 | 28 | 32 | 36 | 40 | 44 | 48 | 52 | 56 | 60 | 100 | 140 | 180 | 220 | 4 分/マス |
運行計画 †
ここでは旅客列車の運行設定について説明する。
貨物列車は推進と牽引で速度が違い、また停車時間も20分ないと積み残しが発生するので、
以下のダイヤ設定だと上手くいかない可能性がある。
単線 †
A駅 B駅
□────────────□
駅が2つ、線路が1本、列車編成数1のもっともシンプルな路線の場合。
まずA,B駅ともに進行方向を「折り返し」に設定すること。
そうしないと停車後に駅をオーバーしてから戻ってくるのでロスが発生する。
2つ以上の列車を走らせたいときは途中駅をホーム2つにする。 C駅 D駅 E駅 □ーーーーー□ーーーーー□ ↑ ここをホーム2つにする。 D駅に列車を2台配置すれば単線でも本数を少し稼げる。
設定1:運行時間だけ決める †
運行時間を6:00-24:00に設定する。
(※0:00-6:00は客が少ないため)
各駅の発車条件を停止時間10分に設定する。
(10分停車で乗り降りは十分可能)
設定2:終電を設定する †
24:00までは乗客がいるが、それでも深夜付近は人が少なくなる。
たとえば最終列車が23:30だと赤字になる可能性がある。
その場合、終了時刻を23:00に設定すると良い。
逆に、24:00を少し超えて発車可能なのに終電時間を過ぎてしまう場合、
終了時刻を1:00くらいにして終電を遅らせる。赤字には注意。
設定3:始発駅を決める †
単線ではあまり関係はないが、A列車では列車ごとに毎日始発駅は同じにしたほうが良い。
これは複線など複雑な路線にしたときに管理がしやすいためである。
そこで始発駅が同じになるように設定する。
たとえばA駅を始発とするなら、終了時間をB駅発車直後に設定すればよい。
設定4:時刻指定を行う †
複雑な路線では各駅ごとに発車時刻を指定するほうが管理をしやすい。
A駅とB駅の間が55分かかる場合、次のように設定すると良い。
運行時間は終日にする。
A駅の発車時刻を6:00、発車間隔を2時間にする。
B駅の発車時刻を7:00、発車間隔を2時間にする。
停車時間は5分だが、問題なく乗り降りが出来る。
A駅とB駅の間が70分かかる場合、次のように設定すると良い。
運行時間は終日にする。
A駅の発車時刻を6:00、発車間隔を3時間にする。
B駅の発車時刻を7:30、発車間隔を3時間にする。
発車間隔は1時間単位にしか設定できないため、これが最適となる。
設定5:最適解を考える †
ここでいう最適解とは、1日の列車運行数を最大にするということである。
A、B駅の間が45分の場合 †
- 設定a
運行時間6:00-24:00、各駅の発車条件を停止時間10分に設定する。
- 設定b
運行時間は終日、A駅の発車時刻を6:00、B駅の発車時刻を7:00、各発車間隔を2時間にする。
設定aは1往復に1時間50分(A駅の停止時間を含む)、設定bは1往復に2時間。
よって設定aのほうが列車運行数を最大にすることが可能となる。
具体的には、設定aだと1日10往復、設定bだと1日9往復となる。
A、B駅の間が55分の場合 †
- 設定a
運行時間6:00-24:00、各駅の発車条件を停止時間10分に設定する。
- 設定b
運行時間は終日、A駅の発車時刻を6:00、B駅の発車時刻を7:00、各発車間隔を2時間にする。
設定aは1往復に2時間10分(A駅の停止時間を含む)、設定bは1往復に2時間。
よって設定bのほうが列車運行数を最大にすることが可能となる。
具体的には、設定aだと1日8.5往復、設定bだと1日9往復となる。
ただし、設定aだと最後の停車が24:15、発車が24:25なので、運行時間を6:00-1:00にすると
1日9往復が可能となる。
A、B駅の間が70分の場合 †
- 設定a
運行時間6:00-24:00、各駅の発車条件を停止時間10分に設定する。
- 設定b
運行時間は終日、A駅の発車時刻を6:00、B駅の発車時刻を7:30、各発車間隔を3時間にする。
設定aは1往復に2時間40分(A駅の停止時間を含む)、設定bは1往復に3時間。
よって設定aのほうが列車運行数を最大にすることが可能となる。
具体的には、設定aだと1日7往復、設定bだと1日6往復となる。
すれ違い線 †
A駅 B駅
列車a→ ←列車b
□────────────□
\____/
P1 P2
駅が2つ、線路が1本、すれ違い1ヶ所、列車編成数2のすれ違い路線の場合。
P1、P2はポイントの番号とする。
ポイント設定は列車a,bともP1は直進、P2は分岐に設定する。
これで日本風の左側通行での運行となる。好みの問題なので右側通行でもよい。
なお列車aはP1,P2ともに分岐せず、列車bはP1,P2とも分岐するという方法もある。
このコラムでは基本的に左側通行で統一する。
すれ違い部分の線路の長さは、ポイント間で列車編成数分あればよい。
ただしこれだとすれ違うときに先頭部分がぶつかって遅延が発生することがある。
すれ違い部分は駅のちょうど間とし、すれ違い部分は長めに取っておくと良い。
このコラムでは十分な長さがあるすれ違いがあるとし、衝突などのロスは考慮しない。
また、全ての列車は同じ速さとする。
設定1 †
駅間にかかる時間を直線で45分、分岐側で48分とする。
- 列車a:A駅の発車時刻を6:00、B駅の発車時刻を7:00、各発車間隔を2時間にする。
- 列車b:B駅の発車時刻を6:00、A駅の発車時刻を7:00、各発車間隔を2時間にする。
これで1往復2時間、1日9往復のダイヤが完成する。
なお始発駅指定が特に重要で、列車aの場合A駅の発車時刻を6:00、発車間隔を2時間にする必要がある。
B駅は10分停車の指定でもいいが、ちょうどよい周期となるように発車時間を設定する上記設定が望ましい。
設定2 †
駅間にかかる時間を直線で45分、分岐側で48分とする。
- 列車a:運行時間を6:00-24:00、各駅を10分停車とする。A駅を始発とする。
- 列車b:運行時間を6:00-24:00、各駅を10分停車とする。B駅を始発とする。
これで1日10往復が可能となる。終電は列車aが23:52、列車bが23:50である。
設定1より往復数が多いのでこれが最適解なのだが、かなりシビアなダイヤになっている。
先に書いたとおり、すれ違い部分の衝突ロスなどが発生するとダイヤが崩れる可能性がある。
特に終電が遅れると、始発駅に戻れなくなる可能性がある。
そのため設定1のように発車時刻を設定するほうがよい場合が多い。
複線 †
簡易型 †
駅A 駅B
□========□
列車a→
←列車b
=複線
駅が2つ、線路が2本、列車編成数2。単線を並べただけ。
一般的にこれは単線並列だが、少しだけ触れておく。
基本的には同じ駅を同一時間に発車すると客が分散するので、交互に発車するようにする。
設定1:交互に発車をする †
A駅とB駅の間が55分かかる場合、次のように設定すると良い。
列車aのA駅の発車時刻を6:00、B駅の発車時刻を7:00、発車間隔を2時間にする。
列車bのB駅の発車時刻を6:00、A駅の発車時刻を7:00、発車間隔を2時間にする。
設定2:停車時間を決める †
双方の列車とも、10分停車とする。列車aはA駅始発、列車bはB駅始発とする。
A駅とB駅の間が55分かかる場合、次のように設定すると良い。
双方とも運行時間を6:00-24:00とする。
列車a、bとも、A駅とB駅の発車間隔を10分にする。
一見これで上手くいくように見えるが、列車aは終電がB駅24:15着となり、A駅に戻らなくなる。
列車bも終電がA駅24:15着なので翌日の始発駅が入れ替わることになる。
別に問題はないのだが、始発駅を気にするなら終電時刻に注意する必要がある。
具体的には次の発車が24:25なので、運行時間を6:00-1:00にすると1日で始発駅に戻ることになる。
ダブルクロス型 †
駅A 駅B
□────────────□
× ×
□────────────□
P1 P2 P5 P6
P3 P4 P7 P8
列車a→ ←列車d
列車b→ ←列車c
×:ダブルクロス
-:単線
P1からP8:ポイント
駅が2つ、線路が2本、列車編成数4の基本的な路線の場合。
設定1:運行ルートを決める †
列車a,cは以下のルートとする。
ポイントはP4とP5を分岐にし、後は直進のままにする。
駅A 駅B
□→→→→→→→□
□ \□
駅A 駅B
□\ □
□←←←←←←←□
列車b,dは以下のルートとする。
ポイントはP3とP6を分岐にし、後は直進のままにする。
駅A 駅B
□→→→→→→→□
□/ □
駅A 駅B
□ /□
□←←←←←←←□
設定2:ダイヤを設定する †
A駅とB駅の間が55分かかる場合、次のように設定すると良い。
列車aのA駅の発車時刻を6:00、B駅の発車時刻を7:00にする。
列車bのA駅の発車時刻を6:30、B駅の発車時刻を7:30にする。
列車cのB駅の発車時刻を6:00、A駅の発車時刻を7:00にする。
列車dのB駅の発車時刻を6:30、A駅の発車時刻を7:30にする。
発車間隔は全て2時間とし、運行時間は終日とする。
これで各駅30分間隔のダイヤが完成する。
列車a,cが入れ替わるように運行している。列車b,dが入れ替わるように運行している。
なお列車a,bの発車間隔が近いと、ダブルクロス部分で衝突してロスが発生する。
経験上、高速5両編成なら30分程度空けると衝突が発生せずにきれいに運行する。
最適解を追求する †
A駅とB駅の間が55分かかる場合、発車時刻指定が最適解となる。
A駅とB駅の間が45分かかる場合、待ち時間10分のほうが最適解となるのでそれを載せる。
列車a,cの運行時間を6:00-24:00にする。
列車b,dの運行時間を6:30-24:00にする。
いずれの列車も発車条件を待ち時間10分にする。
これで1日10往復となり、発車時刻指定の9往復より多くなる。
なお、終電時間を24:00としているが、これは偶然24:00に指定するのがちょうどよかったためである。
列車a,cの終電は23:25で、次の出発時刻は0:20なので終電指定は24:00でちょうど良い。
列車b,dの終電は23:55で、次の出発時刻は0:50なので終電指定は24:00でちょうど良い。
終電時刻は始発駅に戻ってくるように計算して設定する必要がある。
ここでは最適解の追求のために待ち時間指定をしたが、かなりシビアなダイヤとなっている。
少し間違えるとダイヤが乱れて衝突が発生しかねない。
そのため通常は発車時刻指定をしたほうが無難である。
設定の注意点 †
駅間を45分、55分という例を挙げたが、これは高速5両編成で上手くいくダイヤである。
低速の場合、駅の間隔が短くなり、ダブルクロス部分で正面衝突が発生する可能性がある。
これは永久渋滞と成りえるので危険である。
また超高速の場合、発車間隔が30分だと追突する可能性がある。
追突しても支障はないが、折り返しの発車に間に合わなくなる可能性がある。
上記の数値を鵜呑みにするのではなく、列車の運行ルートの設定のしかたや、
ダイヤの考え方を学んでいただければと思う。
環状線 †
簡易型 †
片方向(時計回りまたは反時計回り)にのみ建設し、列車を配置し、ひたすらぐるぐる回せばよい。
永久に渋滞することはほぼありえない。
イメージ的には、富山地方鉄道軌道線の環状線。
複線環状型 †
両方向(時計回りと反時計回り)に建設し、列車を配置し、ひたすらぐるぐる回せばよい。
イメージ的には、山手線。
複線環状型と複線を混ぜる †
文字通り複線環状線と複線を混ぜる。
イメージは大阪環状線や名城線。
大江戸線は6の字運転の為、種類としては複線型に近い。
最適解を追求する †
環状線では、発車時刻設定を行い停車時間を10分より短くすることができる。
停車時間を削減することにより、必要な編成を減らす事が出来る(但し1時間間隔などにする等の対応が必要)。
ここでは最適解の追求のために待ち時間指定をしたが、かなりシビアなダイヤとなっている。
少し間違えるとダイヤが乱れて衝突が発生しかねない。
ダイヤ豆知識 †
車両編成数を増やすと時間がかかる。
運行距離は同じでも、加速時間が必要なためか遅くなってしまう。
短い編成数でシビアなダイヤを組んだ場合、編成数を増やすとダイヤが崩れる可能性がある。
そのため余裕を持ったダイヤを組んだほうが良い。
最適解を追い求めるのならその限りではない。
4編成で足りない時は、車両基地を始発駅付近に設けると、車両を多くすることができる。(中級者向け)