カ行

[Contents]

解散権(DAO,DA2)

解散権、もしくはサークル解散権。
かなりはしょって言うと「サークルの魔道士を好きにしていいぞ」という権利。
これを発動されたサークルは文字通り解散され、所属していた魔道士の身柄は全てテンプル騎士に委ねられる。
(基本的に殺害や静者化されることが多いようだ・・・)

平時からサークルを管理/監視しているテンプル騎士団が有している権利であり、サークルに緊急事態が発生した際に行使される。
(悪鬼やブラッドメイジの出現のような魔道士由来の被害が発生した際など)

解放されたガックスカン / ガックスカン(DAO)

サイドクエスト「解放」で戦うこととなるボス。
まともに戦えば、ゲーム中屈指の強さを誇る敵である。
マナクラッシュのありがたみが最も実感できる敵でもある。
戦闘時、よく見ると姿を切り替えながら戦っているのがわかる。
最強盾の1つ「フェイドフォール」を求めて、今日も誰かが戦っている。

カーヴァー・ホーク(DA2)

DA2のコンパニオン。主人公の弟で両手剣戦士。大柄で筋骨隆々な体格をしている。
ベサニーとは双子であり、ロザリングからの逃走時にどちらかが死んでしまう。
戦士であるため、王国軍の求めに応じてオスタガーに出征したが敗走、家族を逃がすためにロザリングに舞い戻る。
主人公が魔道士である場合でのみ生き残るため、単純に考えても2/3の確率で死んでいる。
主人公に対して割と反発・競争心をむき出しにする場面が多いが、兄弟仲は悪くない。
常に現状に対して不満を漏らしているようで、英雄として輝きつつある兄or姉の影にある自分にコンプレックスがある模様。
カーヴァーの名は父親が自身をサークルから逃がしてくれた親友のテンプル騎士の名前からもらったもので、
「秀でた物」という意味がある。そのことを知ったカーヴァーは、多少なりともコンプレックスが緩和されたようだ。

実際は、テンプル騎士団に入団するとメレディスの傍付きの騎士として頭角を現し、
「あの」血の儀式の乗り越えてグレイ・ウォーデンになるなど、
いくら兄or姉が英雄と言えども、そこまでコンプレックスを感じる必要性がないほどに優秀な人物である。

仮に主人公が女魔道士だったとすると、姦しい家庭の兄弟の中で、自分だけに魔法の才がないという境遇が見えてくる。
ヴァリックが付けたニックネームは「リトル・ホーク」または「ジュニア」。
メリルに対しては少なからず好意を抱いているよう。

カークウォールの英雄(DA2)

DA2主人公の呼び名。第2章でクナリ族を撤退に追い込んだ功績を称えられての命名である。
カサンドラは世界の混乱の元凶は英雄にあると思っていたようだが…?

カードル(DAO)

「死の軍団」指揮官。
地底回廊「死の前線」にて防衛線を張り、ダークスポーンの侵攻を食い止めている。
オーズマーに王が不在であり、軍団に対して明確な指示が為されないことに不満を抱いている。
地底回廊で主人公等の力量を確かめ、クエストをクリア(王を選定)することで感謝してくれる。
説得によっては援軍に指名することも出来る。
その場合、最終決戦時にドワーフの軍勢を召喚すると、死の軍団員たちが登場する。

カール(DA2)

アンダースの初めての「男の恋人」である魔道士。
アンダースの手引きによりサークルから脱出するはずだったが、一足遅く、
テンプル騎士オルリックの手により静者にされてしまっていた。
その結果、本人の希望もあり、静者にされた事を儚んだアンダースの手で命を絶たれた。

カサンドラ・ペンタガースト(DA2)

『真実の探求者』という組織に属する女性騎士。
教会の命を受け「カークウォールの英雄」の情報を求め、彼女がヴァリックを尋問することから物語は始まる。
また、映画『ドラゴンエイジ -ブラッドメイジの聖戦-』の主役を務めており、
ブラッドメイジやテンプル騎士をはじめ、オーガやゴーレム、果てはハイドラゴンと死闘を繰り広げている。
映画では盾を使ったり、二刀流だったりと一定しないがローグではなく戦士の模様。
映画の時間軸は『DA2』開始よりも前だが、その戦闘力たるや歴代主人公もビックリである。

カスティオン(DA2)

かなりの勢力を持つテヴィンターの奴隷商人。イザベラの因縁の相手。
奴隷100人の解放の条件として、イザベラにクナリ族から「とある遺物」を盗み出すことを依頼した。

ガムレン・アメル(DA2)

『DA2』に登場する主人公の母方の叔父。主人公の母リアンドラとは一歳違いの弟。
名家アメル家の出身だが、資産を使い込んで邸宅まで売り払い、ロウタウンのスラム住まいにまで落ちぶれてしまった。
娼館に入り浸り、ケチな仕事やギャンブルに精を出し口を開けば金の無心やイヤミを言う嫌われ者のダメ人間。

幼い頃から両親が姉ばかり可愛がり、姉が勘当された後も両親が最後に残した言葉は姉の事だったりと案外可哀想な人でもある。
それでも家族思いな面はあり、二章以降関連イベントをこなしていくと大分印象が変わるかも?
リアンドラの死の際には心底嘆き悲しみ、主人公に対しては「お前とベサニーorカーヴァーだけが家族だ」
「お前を誇りに思う」と語るなど、根は好人物だと思われる。
実際、ベサニーも「好きになりかけていた」と語っている。
娘のシャラードも、彼の家にはたびたび訪れ仲良くしている模様。

カル・シャロク(DAO)

現存するドワーフ地底都市の1つ。
数百年前からオーズマーと没交流になりダークスポーンに滅ぼされたと思われていたが、
本編の20年ほど前に健在が確認された。
その後、オーズマーのエンドリン・エデュカンにより交流を再開。
しかし過去オーズマーに援軍要請を無視されて見捨てられたことと、かわらぬ王権支配制・階級制を好まないため、オーズマーとの交流は少ない。

カルタ(DAO)(DA2)

オーズマーのダスト街に巣食う犯罪者集団。
無階級民による組織でありながら、貴族も凌ぐほどの影響力を持ち、
オーズマーに取っては、王権を左右するほど頭の痛い問題となっている。


DA2ではDLC「レガシー」において、ホーク家の血液を求めて暗躍している。

カレンハド・セイリン(DAO)

セイリン家の始祖。銀の王。銀色の騎士。
400年ほど前に初めてフェレルデンを統一した。

サークルタワーの周囲のカレンハド湖は彼の名前が由来。

騎士ヴァーネル(DA2)

修道女ペトリスと行動を共にしているテンプル騎士。
クナリ族の使者を捕らえ、拷問により殺害した。

騎士エメリック(DA2)

カークウォールで発生した女性達の失踪事件を捜査している老齢のテンプル騎士。
テンプル騎士はもとより、衛兵隊(アヴェリン)にも自身の推理を信じてもらえず、
主人公以外の協力者を得られない状態で長年に渡り孤独に犯人を追っていた。
その結果、彼は無残に命を落とすことになるが、
彼の推理と捜査が正しかったことを主人公が確信した時には、既に手遅れの事態を招いていた。

騎士オットー(DAO)

デネリムのエルフ異民族区にいるテンプル騎士。
過去の呪術師との戦いで顔に火傷を負い、視力のほとんどを失ってしまった。
だが大人しくデスクワークにつくのをよしとせず、異民族区の悪の気配を調査している。
彼の一連のイベントは映画「エクソシスト」のパロディと思われる。

騎士カウスリエン(DAO)

ロゲインの腹心の女性騎士。
貧しい家庭に生まれ育った少女時代に、盗賊に襲われたロゲインを助けたことにより彼の兵士となる。
その後は順調に出世し、ロゲインのエリート兵士だけで編成される「マリクの盾」の指揮官に抜擢された。

オスタガーの戦いではロゲインによる撤退(裏切り)の命令に疑問を持ちつつも、結局は従う。
諸侯会議前のイベントで場合によっては戦うことになる。
オスタガーの現場におり、真実を知っているため内心ではグレイ・ウォ-デンの立場を理解してはいるものの、
自分の中でロゲインの行為を正当化しており、説得するには骨が折れる。
(デネリム王宮にて説得に成功して戦闘を回避すると姿を消し、以降の出番はない)
ロゲインによって育てられ、精鋭として見出されたという負い目が、彼女の運命を定めてしまったと言える。

サマーソードという強力な両手剣をドロップする。
強力なカウスリエン軍団との戦闘は苦戦必至。

騎士カラス(DA2)

メレディスの取り巻きのテンプル騎士で副団長。
デシムスやグレイスら、スタークヘイヴンからの逃走魔道士を捕らえる任務を担っており、
スラスクや主人公と対立することになる。

騎士カレン(DAO,DA2)

サークルタワーに駐屯している、若いテンプル騎士。
まだ新人のため、魔道士を狩ることに抵抗感があることをメジャイのオリジンクエストで語る。
メジャイの女性主人公に一方通行の想いを寄せている。
サークルタワーにおけるウルドレッドの反乱の際には
次々と仲間たちを悪鬼に殺害されていく様子を目の当たりにし、
魔道士たちを皆殺しにしてくれと主人公たちに訴えかける。

エンディングによってはテンプル騎士団長となり、サークルを恐怖により支配したり、
悪鬼のショックから立ち直れずに、見習い魔道士を処刑してしまったりする。


DA2ではサークルタワーでの恐怖を乗り越えた状態の彼が登場する。
DAOからは一転、頼りがいと分別のある立派な人物へ成長しており、主人公も彼を「友人」と呼んで接している。
カレンも主人公の出世の際には心から喜び、祝っている。
余所者の彼がカークウォールで出世できたのも、DAOの経験で魔術師の危険性をしっかり理解して厳しく接し、
同じ考えの騎士隊長メレディスからの信頼を勝ち得たため。
DAOで仲間の騎士たちを悪鬼に皆殺しにされておきながら、無闇に魔道士の弾圧に走ることもなく、
最終的には解散権を行使し魔道士の殲滅に乗り出したメレディスを土壇場で諌め、反目する。
その後の騎士団とサークルの運営が彼に任されたことは想像に難くない。

騎士キャロル(DAO)

カレンハド湖の桟橋で門番のようなことをしているテンプル騎士。
魔法使いのドゥエインによればかなりいかれているらしい。

騎士ギルモア(DAO)

人間貴族のオリジンクエストに登場する、クーズランド家に仕える騎士。
ダンカンが主人公に次ぐ第2ウォーデン候補として考えていた。
ハウ伯爵の軍勢の進入を食い止めるため、邸宅の正面門前にて奮戦。
おそらく任務にその身を捧げ、命を散らしたと思われる。

主人公が騎士カウスリエンに捕らえられた際、ドラコン砦内に積み上げられた死体の中に彼によく似たものが混じっているが
残念ながら実際に主人公がその死体の場所へ行くことは出来ない。

騎士ジョリー(DAO)

序盤で登場するグレイ・ウォーデン新兵の1人。
元レッドクリフの騎士であり、妻・ヘレナと子供がハイエヴァーにいる。
レッドクリフで行われた闘技大会にて優勝し、ダンカンにスカウトされた。
しかしダベスの死に直面し「血の儀式」への参加に抵抗したため、ダンカンの手によって始末される。
やや気弱な性格。

騎士団長グレゴー(DAO)

サークル・タワーに配置されたテンプル騎士団の団長。
悪鬼たちに蝕まれたタワーの入り口を閉鎖し、
最後の手段として解散権を行使し、タワー内部を浄化・破壊しようとしている。
ウィンによると「話のわからない人物ではない」。
解散権の行使を残念がっており、筆頭魔道士とのお互いの信頼もそれなりに厚い。
カークウォールのメレディスとは大違いである。
DA2でカレンがカークウォールのサークルに転任になったのも、グレゴーの判断による。

騎士ドナル(DAO)

レッドクリフ伯爵夫人の命を受け、聖灰を探しに旅立った騎士の1人。
ロザリングにて、待ち合わせをしていた友人の騎士ヘンリックを待っている。
アリスターとは顔馴染み。

騎士パース(DAO)

レッドクリフ、イーモン伯爵配下の騎士。
「聖灰」探索任務の途中でイーモン伯爵の事件について聞き、レッドクリフに帰還。
当日の夜に城からの襲撃を受けたという。
やる気のなさそうな顔つきとは裏腹に、部下数名と共に夜の襲撃に立ち向かう。
主人公の対応によってはアンデッドと化し、通常よりちょっと強めの敵として立ちふさがることになる。

騎士ブライアント(DAO)

ロザリングのテンプル騎士団長。治安維持に当たっている。
援助を乞うと教会の戸棚の鍵を貰え、「古代エルフのブーツ」を入手出来る。
なかなかのイケメンとして有名。

ギズレイン・ドゥ・カラク(DA2)

行方不明になった妻・ニネットの行方を捜してほしいと主人公に依頼してくる人間の男性。
妻とは財産目当てで結婚したため、妻の親族からは疎ましく思われている。

ギニス(DA2)

ウインタース団のメンバーであるローグの女性。ものすごく人相が悪い。
クナリ族に身を寄せたシェイマスにかけられた懸賞金を求め、主人公と争うことになる。

キャリディン(DAO)

元はドワーフの鍛冶屋で、初代ブライトの時代に「虚無の金床」を作ったことでパラゴンとなる。
金床のもたらす悲劇を後悔し、王に反抗したことから見せしめとして自身もゴーレムにされる。
自身では金床の破壊が出来ないため、主人公にその破壊を頼んでくるが、同時にブランカとは敵対することになる。
頼みを聞いてあげると主人公が選んだ王のための王冠を作り、崖からマグマに身を投じて自殺した。
ちなみに、ゴーレムのシェイルとは直接手がけたのか顔見知りだが、シェイル自身にその記憶はない。
その場に連れていると会話があるものの、キャリディンと敵対するとシェイルとも敵対してしまう。

虚無の金床(DAO)

初代ブライトの時代に、キャリディンが発明したゴーレム制作装置。
この装置により生み出されたゴーレムたちが活躍したことで、ブライトに人々は打ち勝つことができた。

ゴーレムを生み出すためには、ブラッドマジックを用いて生きた人間の魂をゴーレムに定着させる必要がある。
そのための力の源は、金床の内に封じ込められた人間の魂にある。
ゴーレムに囚われた魂は、ゴーレムの体が破壊されると金床に封じられてしまい永劫に苦しむことになる。
そして使い手足りえる人間に働きかけ、更にゴーレムを作るように操ってしまう。
そのことがオーズマーに、もたらされる利益以上の悲しみと混乱を、当時から現在に渡り引き起こすことになる。
破壊されなかった場合、パラゴン・ブランカの手によって活用され、ゴーレムが量産されるが、
同時にそれは同じ量の人間、エルフ、ドワーフ達が犠牲になっているということでもある。

破壊した場合は地底回廊の各所で派生技術の金床が探索され続けるが、精霊材料のものは発狂した危険なゴーレムを生み出し、
DLCのアムガラックでは危険なモンスターに巣くわれていて、クリア時には崩落によって封印される。

キュン(DA2)

クナリ族の信奉する考え方。教会と対立するため宗教のような立場だが、実際には社会主義とその集まりに近い。
個より公を重んじ、「キュンの求め」に応じて各員が行動していく。その際に個人の犠牲はあまり問われない傾向にある。
個が勝手に行動する「混沌」を嫌い、定められた役職を完璧にこなすことが求められる。
個人の感情も行動に影響してはならないため、理詰めで対応することも可能である。
またクナリ族でなくともキュンの教えに従えば人間・エルフすらも受け入れる。
一方で個の権利を著しく制限するため、奴隷的扱いに反発する教会とは対立する存在になる。
DAOでは差別に苦しむエルフとしてゼブランが、身分差別を開放するような存在なのかと興味を持ってスタンに色々質問するのが印象的である。

(脅迫)(DAO)

本ゲームの主人公が得意とする話術のうちの一つ。
一見ただの暴言だが、自分と仲間たちの腕っぷしをほのめかすことで相手を委縮させ、戦闘を回避する手段となる。

例)(脅迫)ダークスポーンを20体殺したところだ。農民なら何体になると思う?

クーズランド家(DAO)(DA2)

ハイエヴァーを治める公爵家。
フェレルデンではロゲイン・イーモンと共に最も力のある貴族の一つ。
人間の貴族で始めた場合、ここの次男(長女)での開始となる。
ハウ伯爵の策略によって主人公を除いてほぼ全員が虐殺され、領地を占領されてしまう。
オスタガーに出陣していた兄だけが頼りだが、それも存命は絶望的であり、主人公が最後の生き残りとなる。
DA2ではイザベラの口から、少しだけクーズランド家の名前が出てくる。

クナリ族(DAO)(DA2)

仲間になるスタンが属する種族。クエント人ではない。
一見、大柄な人間のようにも見えるがエルフやドワーフと同じく亜人族の一つであり、いわゆる巨人族である。
作中には男性しか登場していないが、クナリ族についてはジェニティヴァ修道士がコーデックスとして著書を残しており、女性に関しては興味深い一文がある。
曰く『一見して大きな違いがあるからわかると言うことだが、私にはわからなかった』
『DA2』ではキュンの教えに沿って行動することを誓った者がクナリ族であるとされ、人種・部族を問わず改宗すればクナリ族となると設定されている。
現にカークウォールのクナリ族収容所にいるアリショクらクナリ族兵士は大柄な体と白い肌、そして角を持ち、
『DAO』のスタンとは種族そのものが違う様子。これならオーガが生まれても違和感はない。

かつては150年以上にも渡って人間達と戦争を行っていたが、現在ではセダス大陸各地で傭兵や商人などを行っている。
極めて合理的な考え方の持ち主であり、さらに文化が人間のそれと大きく異なり、彼らの思考を理解するのは大変な困難を伴う。

Awakeningには商人のアーマスが登場しており、決して相容れない存在というわけではなさそうだ。
(尤も彼はタル・ヴァショスでありダークスポーン相手に商売をしているという一種の剛胆さはあるが。)

首吊り亭(DA2)

カークウォールのロウタウンにある酒場。
カークウォール中の悪漢が集まる場所として有名。
刀傷沙汰は日常茶飯事で、酷い時はブラッドマジックで呼び出された魔物たちが現れるが
店に入りなおせば通常営業。

英語名は「The Hanged Man」なので、正確には「首吊り」ではなく「吊られた男」。
そのためローディング中の画像も、男(?)が逆さ吊りになったものが使われている。
ヴァリックはここに専用の個室を持ち、滞在している。イザベラも常にここに居て飲んでいる。
酒場ではあるが、売春も行っている模様。

グレイ・ウォーデン(DAO)(DA2)

ダークスポーンと戦う戦士、及び組織全体を指す。
人間、エルフ、ドワーフなど種族にかからわず優秀な戦士達が集められている。
階級としては爵位こそ無いものの、上級騎士~貴族に相当する。
「グレイ」は中立を意味し、いかなる組織にも影響されないことを示す。

例え王族であっても身分に関係なく徴兵権を行使することができ、強引に人員を確保することがある。
そのためかつてフェレルデンから追放された事件があり、近年マリク王によって再びもどることを許された。

アーチデーモンとダークスポーンの血を飲む洗礼を受ける事で互いに存在を感知する。
また、アーチデーモンにとどめを刺し、その魂を体内に取り込むことで相殺し滅ぼす唯一の能力を持つ。
その代償として、洗礼の生存率は高くはなく、生き延びたとしても徐々に穢れが進行して行き
30年ほどで最終的にはダークスポーンの奴隷グールと化す。
そのため、死期を悟ったグレイ・ウォーデンはオーズマーの地底回廊に潜り、
命が尽きるまでダークスポーンと戦い果てるのが伝統となっている。

グレイ・ウォーデンとなることは戦士職にとっては最高の名誉であり、候補として選ばれることすら貴重な機会である。
ただし前回のブライトから400年もの歳月が過ぎているため、多くの人々はその存在について正確に認識していない。

フェレルデンにおいてはマリクとケイランの王族親子は信奉していたものの、
オーレイの再侵攻を懸念するロゲインはブライトによる両国の結束を快く思っていなかった。
ついにはオスタガーでの敗因と王殺しの罪を着せられ、その信用は地に落ちてしまう。

真偽は不明だが、モリガンによると「ウォーデンは血の汚れによるものか、精力がすごい伝説」があるらしい。
とりあえず主人公は、その伝説を実証できたようだ。


DA2では制服が採用されており、青と黒を基調とした鎧を装備している。
現役のウォーデンとしてストラウド、ジャネカ、ナサニエルなどが登場する。
展開によっては、ベサニー、またはカーヴァーが入隊する。

グレイス(DA2)

崩壊したスタークヘイヴンからの逃走魔道士の1人。
テンプル騎士への投降を促す他に、逃走の手助けをすることもできるが、
結局はどちらを選んでも処刑塔に拘束されることになる。
処刑塔で厳しい弾圧を受ける過酷な年月を過ごすうちに、
師であるデシムスを殺した主人公と、テンプル騎士たちへの恨みを増幅させていく。
最終的にスラスク、サムソン、ケーラン、アライン達と結託してメレディスへ反旗を翻す。
しかし主人公の姿を見て激昂し、デシムス譲りのブラッドマジックを発動。
スラスクをも殺して暴走し、主人公達に師の敵討ちを挑んでくる。
作中の最終盤直前で戦うことになるブラッドマジシャンだけあり、相当に手強い。
難易度がハード以上だと、強烈なブラッドマジックにより瞬殺(アヴェリンでさえ)されることも。
彼女の同志であるブラッドマジシャンやテンプル騎士達も同時に相手にしなくてはならないこともあり、
プレイヤーによっては、ラスボスのメレディス以上に苦戦するかもしれない。
げに恐ろしきは女の恨みを体言したキャラクターと言えよう。

グリフォン(DAO)

馬くらいの大きさの、羽の生えた四足の鷲のような生き物。
過去、グレイ・ウォーデンが騎乗のために使用していたが、
200年ほど前からじょじょに数を減らしていき、現在は絶滅されたとされる。
(騎乗することで空を飛ぶアーチデーモンに対抗することができたとか・・・)
グレイ・ウォーデンの紋章はグリフォンを象ったもの。

ケーラン(DA2)

カークウォールの新米テンプル騎士。
行方不明になっており、妹のマーシャから彼を探して欲しいと依頼される。
彼を助け出してカレンに対して弁護をすると、感謝の手紙を主人公に送ってくる。

行方不明の際はブラッドマジシャンに捕らわれていたが、
スラスクの影響により、不当に弾圧されている魔道士たちを救いたいと考えている。

ケイトリン(DAO)

ダークスポーン襲撃前の、レッドクリフ村の教会に避難している若い女性。
行方が分からなくなった弟・ベヴィンのことを心配し、泣き崩れている。
本作でも屈指の美人。弟を探してあげると、お礼としてキスをしてもらうことが可能。
プレイヤーが取った選択によっては、エンディングでティーガン男爵の妻となり、幸福な人生を送ることになる。

ケイラン・セイリン(DAO)

フェレルデンの現王。物語ではオスタガーで対面することになる。
彼の父マリクはフェレルデン独立の英雄で、母ローワンはイーモン伯(レッドクリフの人)の姉。
妻のアノーラはロゲインの娘。アリスターとは異母兄弟。

とても気さくな人物で、プレイヤーが無礼な口を利いても怒ったりはしない。
アリスターも彼の人柄を「善良」と評し、アノーラにも心から愛されていた。
しかしアノーラとの間には跡継ぎが産まれず、アノーラの年齢の問題もあり、 イーモン伯爵からはアノーラと別れることを薦められていた。
オーレイの女王とも親しく、彼女とのやり取りが記された書簡が残されている。

一方で指揮官としての評判はいまいち。
ウィンからは善良な人柄と、大きな自信・勇敢さから評価されているが、
ロゲインや他の部下からはヒーロー気取りのお馬鹿さん扱いをされている。
実際、オスガターの戦いにおける戦略もそのほとんどがロゲイン考案であり、
本人はただ最前線で剣を振り回しているだけである。

若い王らしく理想主義的な情熱を持っており、仇敵のオーレイに同盟外交を持ちかけたり、
オスタガーの最前線でグレイ・ウォーデンと共に戦場に立つことに執心している。
しかしロゲインの裏切りもあり、奮戦虚しくオスタガーの戦いにてその若い命を散らすことに。
遺体はオスタガーの橋の上に、ダークスポーンの手によって晒されている。

グレイ・ウォーデン(アリスターと主人公)を信頼し、イシャルの塔の信号役を任命したことが
結果的に後のフェレルデンの歴史を変えることになった。
(ケイラン自身がアリスターを異母兄弟であると知っていたかどうかは不明。アノーラによれば知らないわけがないでしょう、らしいが)

ケイランが装備していた黄金に輝く「ケイランの鎧」、「マリクの刀剣」、「ケイランの盾」は非常に強力な武具。
DAO本編からAwakeningまで長きに渡って活躍してくれることだろう。
アリスター曰く「彼のようにこれらを勇ましく携えることができればいいが……」

よく見ると、アリスターに顔の造形が似ている。

ゲラヘル(DAO)(DA2)

第四次ブライトのアーチデーモンを倒した、エルフのグレイ・ウォーデン。
シティエルフのオリジンクエストにて、ダンカンがゲラヘルについて教えてくれる。
最終決戦前のアリスターの演説中にも名前が出てくる。


DA2では彼の名前を冠した兜を入手できる。

ケルダー(DA2)

カークウォールの判事の息子である、少女愛好癖の性犯罪者。
多くのエルフの少女達をさらって暴行を加え、殺害していた。
本人は自身の所業を「僕の中の悪魔のせいだ」と語っている。これは日本語で言うところの『魔が差した』を直訳したものなのだが、悪魔が実在する世界で言うには酷すぎる。罪を押しつけられた悪魔もいい迷惑である。
タチの悪さでは作中でも随一の人物。

賢者(DAO,DA2)

広義の意味では、テヴィンター帝国の支配者階級の魔道士のことを指す。
こちらは竜の時代の今も存在している階級/人物。

狭義の意味では、過去のテヴィンター帝国にいた賢者のことを指す。
(ブライトの原因を作ったとされる古代の賢者のこと)
大賢者、闇の賢者とも言われる。

幸運(DAO)

武器の特殊効果の1つ。
アクサメーターのみに付いており、効果の詳細が判明していないレアな特殊効果。 (海外サイトでも詳細不明)

古代神(DAO)

かつてセダス大陸の大空を支配していたドラゴン、その中でも特に強大だった7柱のハイドラゴン「デュマト」、「ザージーケル」、「トス」、「アンドラル」、「ユーサミエル」達のことである。
しかし創造主の怒りを買い、地底深くに閉じ込められた。とされる。
テヴィンターの賢者達は古代神達を目覚めさせようとし、結果としてダークスポーンが誕生したとされている。

ダークスポーンはなんらかの方法で、封印された古代神をアーチデーモンとして覚醒させブライトを起こしている。

コナー・ゲリン(DAO)

イーモン伯爵の息子の少年。母親はイゾルデ夫人。
先天的に魔法の才能を持っており、意図せずその力を発揮してしまうことがあった。

悪魔からイーモン伯爵の命を助けることを条件に(実際には延命措置のみ)何らかの物事を要求され
それを受け入れてしまったためにレッドクリフは危機に陥ってしまった。
悪魔曰く、将来優秀な魔導師に成り得る存在とのこと。

プレイヤーの選択によっては、サークルに送られるか、再び悪魔に取り憑かれて行方不明となる。
尚、Awakeningでは本編で助けても何故か死んだことになってしまっている。

コリーフィウス(DA2)

DLC「レガシー」に登場。
ダークスポーンを生み出したとされる、古代テヴィンター帝国の闇の賢者の1人。大賢者。
ヴィマーク峡谷にあるウォーデンの砦にマルコム・ホークのブラッドマジックにより封印されている。
血の穢れの共鳴を利用してウォーデン上級兵である魔道士・ジャネカを操り、
彼女とカルタを利用してホーク一族の血を入手し、封印を解こうとしている。

ゴリム(DAO)

オーズマー出身のドワーフ。元戦士階級。
エデュカン朝の後継者争いに巻き込まれ追放された。現在はデネリムで商人をしている。
デネリムで最高の鍛冶屋の娘と結婚したとのことから、おそらく義父はウェイド?
ウェイドはドワーフの鍛冶屋じゃないから違うんじゃないかとも思われるが。

主人公がドワーフの貴族出身の男だと、彼は親友であり腹心でもある。
オリジンクエストでも、デネリムでの再会後でも彼の変わらぬ忠誠を見ることができる。
女の場合は互いに想いを伝え合うこともできるがその結果は……
今日もデネリムに「ドワーヴンクラフト!」と客を呼び込む声が響く。

ドワーフの貴族のエンディングで登場し、2人共オーズマーに戻ることを許されたことと、
主人公がパラゴンに任命されたことをとても嬉しそうに伝える。

コルグリム(DAO)

アンドラステ教団のリーダー。
「山頂のハイドラゴン=蘇ったアンドラステである」と錯覚している集団のリーダーである時点で
その人物像は推して知るべし。聖灰に血を混ぜるよう、執拗にプレイヤーを説得してくる。
大斧「信仰心の斧刃」をドロップする。

聖杯を穢すとサブクラス・リーヴァーを教えてくれる。

コープスボム(DAO,DA2)

精霊魔法。対象にDOTダメージを与え続け、その時間内に死亡すると爆発させる。
一見して見た目が地味だが、爆発時の見た目と威力は強烈なスキル。ただし、爆発させないと効果も地味に。
効果中は、良く見ると対象は導火線に火がつけられたようなエフェクトが付いている。


マナクラッシュがなくなったことにより、DA2では最大ダメージをたたき出す魔法になった。
難易度により前後するが軽く4桁~数千ダメージをたたき出す。



Last-modified: 2022-11-18 (金) 19:36:25

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