プレイヤーが経営するのは「株式会社」であり、その資本は株式の発行によって得られている。
ただし、ゲーム開始直後は自社株式の事を気にする必要はない。
自社の株式を証券市場に公開し、さらに新株を発行することで、市場から資金を調達することが出来る。
株式公開を行うには、自社が投資に値する優良な経営状態である事を示す必要がある。
ゲーム中では、株式公開を行う前提として、以下の条件を達成することが求められる。
これらの3条件すべてを満たした上で、費用2000万円+120日を費やし事業プラン「株式公開」を実行することで証券取引市場に自社株が登録される。
120日の間に余程経営が悪化しない限りは、株式公開が成功し、同時に新株を発行する。
資本金の内容に応じて最低でも150億円は資金が増える(資本金が多ければ1000億オ-バーも)ため、早めの公開を目指そう。
株式公開後は自社株は市場で売買され、株価が日々変動していくようになる。
公開後の自社株をプレイヤーが購入することは出来ない(証券市場に自社株の銘柄が表示されるが、あくまでも株価の確認が出来るだけである)。
なお、上場しない時の株価は500円であり、それ以下の場合は資産価値が悪いと思われている。
株価が上昇していけば次に公募増資を行う時に調達できる資金も増えるので、株式公開で得られた資金を活用し、収益を拡大していこう。
シナリオ別の資本金をまとめた。
※シナリオ「ゴールドラッシュ」「鉱業から観光へ」ではシナリオ開始時に既に借入金が発生しており、剰余金がマイナスとなっている。この借入金を返済するか、上回る額の資産を獲得しないと株式公開を実行できない。
※シナリオ「青葉リゾート区(難易度:やさしい)」と「青葉湾岸工業区(難易度:やさしい)」ではプラン「株式公開」は実行できない。参考値として記述しておく。
シナリオ名 | 難易度 | ||
やさしい | 標 準 | いばらの道 | |
青葉リゾート区 | 900億円 | 700億円 | 500億円 |
---|---|---|---|
青葉湾岸工業区 | 500億円 | 300億円 | 200億円 |
青葉経済開発区 | 800億円 | 600億円 | 400億円 |
臨海新都市 | 1200億円 | 900億円 | 750億円 |
ベッドタウン計画 | 900億円 | 500億円 | 300億円 |
門前町 | 650億円 | 450億円 | 350億円 |
負の遺産 | 2000億円 | 1800億円 | 1650億円 |
山間のオアシス | 700億円 | 500億円 | 300億円 |
企業城下町 | 700億円 | 500億円 | 350億円 |
災害からの復興 | 600億円 | 400億円 | 300億円 |
ゴールドラッシュ | 400億円 | 250億円 | 150億円 |
負債(借入金) | 813億5000万円 (650億円+163億5000万円) | 1013億円 (650億円+363億円) | |
鉱業から観光へ | 1000億円 | 700億円 | 550億円 |
負債(借入金) | 540億円 (400億円+140億円) | 640億円 (400億円+240億円) | |
フリーマップ | 300億円 | 200億円 | 150億円 |
株式公開後は、毎年7月1日に株主に対して配当金を支払わなければならない。
配当金は、1株当たり何円を配当するかを決定出来る。
1株の現在時価が表示され、配当率は『1株当たりの配当金÷1株の時価』で計算される。
概ね3%前後が標準で、5%は高い、1%は低い、0円だとお話にならない。
『1株当たりの配当金×発行株式数』を配当金総額と呼ぶが、下記のいずれか低い方が配当金総額の上限に当たる。
1.剰余金
2.手持ち資金
そのため、次の2点において注意が必要である。
なお、1円配当でも無配当にはならないので、余程でなければ0円配当はしない方が良い。
むしろゲーム内の証券市場(他社)でも1円配当で済ませている銘柄を散見出来る。
配当金の支払いによって資金(現金)は減少するが、これは費用には計上されない。
つまり、この支払いをいくら増やしても、翌年の法人税を節税することは出来ないので注意すること。
株式が証券取引市場で公開されている時に、新株を更に発行することで資金調達する方法である。
費用1000万円+60日を費やし事業プラン「公募増資」を実行することで株式公開時と同様に新たに資金を調達獲得することが出来る。
新株発行割合は現在の発行株式数の一定割合である。比率は格付けなどによって変動する。
以上の2要素が高ければ高いほど、獲得出来る資金が多くなる。
逆に2要素のいずれか、あるいは全て低い場合は、新規発行株の買い手が付かず公募増資は失敗に終わる。費用1000万円が無駄になるので注意が必要。
2要素のほか、前年の配当金、プラン完了時点の株価や会社の資産内容なども増資の成功率に影響を与えると思われる。
(公募価格よりプラン完了時の株価の方が高かったら、市場取引よりも安い価格で新株ゲット出来るのでお得ですよね)
公募増資は年一回いつでも実施できるが、初配当を終えた直後はともかく年度初めに実施すると税金によって剰余金が圧迫されるため株価が下落し失敗しやすい。強力な集金源が出来るまでは5月まで株価の動向を見守もるか配当日前後に実施すること。
公募増資で発行株式数が増加することにより、配当金の支払い負担も大きくなるので注意すること。
また、格付けランクは2,3つ分ダウンしてしまうので、クリア条件がランク関係の場合は慎重に行うこと。
以下の3条件のいずれか1つを満たすと、極めて経営状態の悪化している会社とみなされ、上場廃止(公開取引停止)となってしまう。
公開取引停止になった場合、資本関係は変化がないが会社知名度・社員の士気が最低になる。また、再度株式公開の条件を満たしても再上場はできない。
また、資金(現金)が尽きた時(=倒産した時=ゲームオーバー)の時も当然上場停止となる。
6月1日の税金支払いや銀行の返済期日の際に特に注意が必要。
剰余金と資金に気を付けながら株式を公開し、
その後、配当をガッツリ配って株価を押し上げ、
公募増資を行えば、資金がタンマリ入手出来る。
シナリオクリアでその後無配当でも良いなら、資金を元手にマンション建てまくりで人口条件クリアなどが可能。