目次 †
子会社 †
プレイヤーは鉄道施設、道路運送施設の他にもマンションやビルなどさまざまな建物を建設/運営することが出来る。
ゲーム内ではプレイヤーが保有している建物を「子会社」としている。
子会社を建設するメリットには、以下のようなものがある。
- 駅周辺に子会社を建てることで駅の乗客需要を増やし、鉄道(列車/駅)、バスの収益増加を狙う。
- 子会社の経営による利益を確保する。
- 子会社を建設/購入時よりも高く売却することで売却利益を得る。
- 工場の建設で街に資材を供給する。
- マンションなどを建てることで街の人口を意図的に増加させる。
- 港の建設で貨物船による資材のやりとり(足りなければ隣町から購入し、余っていれば隣町へ売却する)を行う。
- 公共施設を建てる事で周辺の地価を上げる。
子会社一覧 †
産業区分 | 子会社の例 | 概要 |
工業 | 採掘場、工場など | コンビナートを除き資材の生産拠点となる。 |
運輸 | 港、空港 | 港は資材の搬入/売却を行う。運輸を伸ばすことで街の成長限界を引き伸ばすことが出来る。 |
商業 | デパート、雑居ビルなど | 最も多彩な種類の子会社が用意されている。高層建造物が多い。 |
住宅 | マンション、高層マンション | 街の人口に直接影響を及ぼす。 |
娯楽 | スポーツ施設、遊園地など | 街の人に娯楽を提供する。高層建造物は少なく、比較的広い建設用地を必要とする物件が多い。 |
公共 | 公園、寺院など | 周辺の地価を高め、住宅によい影響を与える。 |
子会社の近くに別の子会社があることで経営に影響を与えることがある。詳しくは相乗効果を参照。
保有制限 †
自社物件は100件まで保有できる。
- 公共施設(公園など)は建設開始時点で街に寄付され、自社で保有することは出来ない。また購入(買収)することも出来ないので撤去することが出来ない。
- 自社の保有子会社が100件の時でも公共施設だけは新規に建設できる。
子会社建設 †
- 子会社を新規に建設することが出来る。建設用地を指定すると工事が始まり、1日1回2個の資材を消費していく。必要な資材をすべて消費すると完成し、経営を開始し始める。
- 駅や停留所の乗客数が多くなると駅周辺にCPUが独自に子会社を建設し始める(鉄道の簡易駅を除く)。
建設される建物は駅の種類によって異なる。詳しくはよくある質問で詳しい記述があるのでそちらを参照。
- 自社用地以外の場所に子会社を建設しようとした時には土地の買収も同時に行われる。他の子会社(他社保有も含む)が建設用地に含まれている場合は建設することが出来ない。
子会社を建てる時の注意点 †
立地 †
- 子会社では立地が重要。立地の良し悪しは、子会社の経営そのものに影響する。
- 立地による業務部長のコメント
- 「立地が良いとは言えません。利益を出すには対策が必要でしょう」
- 立地が悪いという事。そのままでやると、経費節約でもほとんど赤字になる。
- 「立地は悪くないと思います。発展次第で利益も期待できるでしょう。」
- 立地は普通だという事。周りの環境次第で、黒字にも赤字にもなる。
- 「なかなかいい場所だと思います。そのままでも利益が期待できるでしょう。」
- 立地がいいという事。余計な事をしなければ、僅かでも黒字にはなる。
- 「とても良い場所だと思います。すぐに大きな利益を期待できるでしょう。」
- 立地が最高だという事。環境が変わらない限り、黒字はほぼ確実。
- 最初、立地が悪くても、周りの環境を整えれば、立地が良くなって黒字化する。
例えば、超高層ビルが1棟だけポツンとあると、立地は最悪だが、周りに他のビル等を建ててやれば、立地が良くなって黒字化していく。
- 最初、立地が良くても、周りの環境次第で、立地が悪くなり赤字転落の可能性も。自然の多い郊外に建てる建物がこういう状況に陥りやすい。
街が発展していくと、自然の多い郊外に建てる建物は、立地が悪くなってしまう。
- 空港は、立地が良すぎると環境影響評価で建てられなくなるので注意。
- 公共施設、港、工場には、立地のコメントは無い。
子会社建設には資材も重要 †
- 子会社は、建設後、完成までに、子会社1社につき1日2個の資材を消費する。当然の事だが、資材が無ければ建物が建たない。
- 資材が無い時の業務部長のコメントは、上記の立地のコメントよりも優先されるので資材が無ければ、立地の良し悪しを確認する事が出来ない。
- 資材が無くても、黄色い部分に入っていなければ、資材供給が行き届いていないだけで、資材を供給しさえすれば、いずれは建つ。
黄色い部分では、資材供給範囲外なので、そこに建てても無駄。
- 資材置き場や工場などの供給範囲に入っていても黄色に表示されるバグに注意。
工事マークが逃げる!? †
- 子会社を建てたときは、現時点での完成予定日としてカレンダーに工事マーク(黄色のヘルメット・完成した時に割るくすだまかも)が表示される。
- この工事マークは、他のマークとは異なり日付けが変わるごとに逃げる事がある。
- この工事マークが逃げる現象は、工事マークが嫌で逃げているのではなく資材が供給されない為に、完成予定日が先送りされているからなのだ。
- 工事マークが逃げている場合は、資材が足りないので、貨物列車やトラックで
迅速に対応していこう。そうすれば、逃げている工事マークに追いつき、子会社を完成させる事が出来るわけだ。
赤い部分に注意 †
- 高層ビル等を建てていくと、横に赤い部分が表示される事がある。
その赤い部分は、環境影響評価で建築を規制されている部分で、その部分には中層ビル以上のビル、遊園地A、高層マンション、タワーを建てる事は出来ない。
問題の建物を撤去すれば、規制されていた部分に建物が建てられるようになる。
- 空港は、周辺の街が発展し過ぎている場合、赤い部分が出ていなくても、環境影響評価で建てられなくなる。
- 環境影響評価は、周囲4マス以内に、高層建築物のあるマスが16マス以上あるとそのマスに発生する。
社員のやる気について †
- 子会社を建てまくると、社員が「後先考えずに子会社ばっかり建てて…まったく、うちの社長は…」と思うのか、社員のやる気が下がっていく。
完全には未確認だが、子会社を短時間で約5~8社建てると、やる気が1段階下がる模様。
社員のやる気は、会社全体の経営そのものに影響するので、注意が必要。
建物の向き †
子会社建設選択画面で、建物表示が2個または4個のもの=設置決定画面で「回転」が出るものは変更可能。
建物表示が1個のもの=設置決定画面で「回転」が出ないものは変更不可。
前者は温泉宿Bなど、後者はデパートBなど
向き変更不可の建物は建てる時にマップの回転を利用しても無理。
子会社購入 †
CPUが建設した子会社やプレイヤーが一度売却した子会社が売り出されることがある。プレイヤーはそのような子会社を購入し、自社経営にすることが出来る。
- 子会社メニュー→購入を選択すると、現在売りに出されている物件のリストが表示される。それぞれの物件をタッチすると販売価格が表示される。
- 基本的に購入価格は一から建設した時の価格よりも高いことが多い。ただし立地が悪い物件はそれなりに安くなっている。
- 街の発展途中でCPUが建設した安い物件(ペンションや駐輪場など)を購入し、撤去→ビルを建設し直すことで街の再開発を行うことも出来る。
- 特に「郊外に建てるとよい」物件は町の発展に伴って立地が悪くなり安値で売りに出されやすい。
- 「郊外に建てるとよい」物件:商業別荘、ペンション、温泉宿、娯楽テニス場、ゴルフ場、レジャー牧場
- 購入できる物件のリストは毎月1日に変更される。
買収 †
購入リストにない子会社を強引に購入(買収)することも出来る。
マップの他社子会社をタッチし、下画面右側に表示される買収マークをタッチするとその物件を購入リストに付け加えることが出来る。
- 購入価格は売りに出されていたものに比べ割高になる。線路の敷設に邪魔になるなど短期間に購入する必要がある場合以外はあまり使用するべきではない。
- 子会社のうち産業区分「公共」に属している施設(公園、並木道、神社など)は買収できない。
- 一戸建て住宅や農地、森林などは子会社でないためこの方法では買収できない。用地売買メニューで買収すること。
子会社の売却 †
自社が経営している子会社を売却することが出来る。
- 売値は、土地価格と、建物そのものの価格+手数料で決まる。
よくわからないのは、立地が悪くても、売却益が出る事があるし、その逆もあるという事だ。
- 建物価格は建設時/購入時の価格が原価となる。
- 売却時の価格は1ヶ月ごと(毎月1日)に変動する。特に建物価格は変動幅が大きいので、売却しても利益が出そうになかったり損失が出そうな物件は次の月まで待ってみるとよいかもしれない。
- 建設/購入時よりも高く売れれば売却益が損益計算書の収益(固定資産売却益)として計上される。
- 順調に発展した土地の物件を売却した場合、数年の営業利益に匹敵する売却益を得ることも出来るが、それ以降の経営利益は得られなくなるため長期的にどちらが得かは判断が難しい。
- 収益が増加するため、税引き前損益がプラスの場合は法人税の課税対象となることに注意。但し固定資産税は少なくなる。
- 建設/購入時よりも安値で売った場合は売却損が損益計算書の費用(固定資産売却損)として計上される。
- このため、節税(法人税及び固定資産税)のためにわざと赤字物件を建設し即手放すという考え方もある。とはいえ手持ちの資金は減ってしまうことに注意すること。
- 売却された物件は他社経営となるがそのままの形で残るので、全く人のいない土地に子会社(マンションなど)を建て、即座に売却することで意図的に人の流れを作ることが出来る。(売却損と社員のやる気に注意!)
子会社経営 †
子会社の経営は自動で行われ、周辺の環境などにより毎日午後5時に売上/費用が計上される。(港、採掘所、工場を除く)
- 「売上-費用」が利益となる。売上<費用の場合は赤字。
- 運営中の子会社をタッチすることで当期及び前期の年間損益を確認できる。
- 決算時に年間損益が黒字の物件が多ければ社員のやる気はアップし、赤字の物件が多ければ社員のやる気がダウンする。
経営方針 †
経営中の子会社の方針を大まかに指定し、売上アップを図ったり、逆に費用を抑え損失を防いだり出来る。
- 保有している子会社のうち、工場・採掘場は経営方針を変更できない。(左記物件の売上は資材の販売で発生するため)
- 保有している子会社のうち、港の経営方針は「高稼働」「低稼働」「停止」の3種類となり、貨物船の運航頻度を設定できる。「停止」を選ぶと費用はかからなくなる。
- 売上追求
- 費用は増えるが、売上アップを目指す。費用二倍(200%) 売上五割増し(150%)。
- 十分な利益が出ている物件では一番利益が出る経営方針。
- 売上の増加より費用の増加が高いことに注意。そこそこの売上の物件では利益が下がり、赤字に転落することもある。
- バランス重視
- 経費節約
- 費用を抑えるが、売上も落ちる。費用半減(50%) 売上四割減り(60%)
- 売上減少よりも費用減少の度合いが少ないため赤字物件の損失を抑えることが出来る(黒字転換することもある)
- 建設完了し稼動し始めた子会社は売上が思うように上がらない事が多い。稼動初日にとりあえず「経費節約」を選択し様子を見た方が賢明。
経営方針を変える目安 †
- バランス重視の状態で、「費用の何%の売上を上げることが出来ているか」を計算すれば最適な経営方針を見つけることが出来る。
- 但し平日と休日で売上が全く違う物件(デパートなどは顕著)があるので数日/1週間ほどの平均で判断した方がよいかも。
経営方針 | 費用 | 売上/利益(対費用比) |
0% | - | 83% | 100% | 125% | 133% | 200% | - |
経費節約 | 50% | 0% -50% | 赤字 (損失最小) | 50% 0% | 利益最大 | 75% 25% | 黒字 |
バランス重視 | 100% | 0% -100% | 赤字 | 100% 0% | 125% 25% | 利益最大 | 200% 100% | 黒字 |
売上追求 | 200% | 0% -200% | 赤字 | 200% 0% | 300% 100% | 利益最大 |
- 難易度やさしい/ふつうの場合では経営方針変更画面で業務部長がアドバイスをしてくれる(「もっと売上を伸ばしたいところですな」「経費を抑えた方が利益が出るかと」など)
備考 †
メモ(フリーモードでの人口増加調査) †
別荘A | 5 |
温泉旅館A | 20 |
タワーB | 50 |
タワーA | 90 |
子会社を使った裏技 †
参考資料 †
- 相乗効果
(子会社同士の効果や、子会社と何かを建てる事で利益が多くなるなどのことが書いてある。こちらも参照いただきたい。)