上級職概要†
中級職同様に、特殊能力とハイマスター能力には目を見張るものがある。
しかし、その真価を発揮するのは高Lvになった時であるため、最初は基本職+αとして考えるのがよい。
弱体化されてはいるが君主と忍者は「防御」の、侍は「攻撃」の要になり得る。構成次第では、最終パーティーに入れておきたいところ。
参考までに、忍者のLvアップに必要な経験値は盗賊の約1.8倍程度である。種族によってはさらに増える。
プレイスタイルにもよるが、意図的にLvを上げていかない限りハイマスター効果を実感できるのは後になるだろう。
作成に必要なボーナスポイントが高い為、普通の方法で最初から作るのはかなり面倒。
僧侶呪文を極めることが出来る重戦士。
基本的には神女と同じだが、こちらはその特殊能力のため防御寄り。
弱体されてはいるが「法院保護区」はPT全体に状態異常耐性をつける強力な能力。
真価を発揮するには相当なレベルアップが必要になる。
- 転職条件
- 能力:腕力14、知恵11、信仰14、体力15、敏捷11、幸運15/性別:制限なし/性格:善
- 基本能力
- 僧侶呪文’:僧侶系呪文を覚える。習得は若干遅め。
ディスペル:霊・不死系モンスター1体を消滅させる。経験値は手に入らない。
特殊抵抗UP:Lvに比例して本人の特殊抵抗率が上昇。(MAX50.0%)
- ハイマスター能力(LV36)
- 物理攻撃UP:Lvに比例して物理攻撃の威力が上昇。(MAX213.4%)
僧侶呪文UP(3DS版のみ):Lvに比例して僧侶呪文の威力が上昇。
法院保護区:Lvに比例してパーティー全体の特殊抵抗率が上昇。(MAX75.0%)
- 専用エクストラスキル
- 絶対防壁(汎用エクストラはこちら)
- 転職元適性:C
- 成長が非常に遅いため、転職元には向かない
- 最終職適性:A
- 弱体化されたとはいえ、特殊抵抗率をまとめて上げられる法院保護区は非常に有用。
特にクリア後ダンジョンでは高レベル法院保護区がぜひとも欲しい。
僧侶呪文が9回使え慈愛の御手で回復役としても運用できる。3DS版では僧侶呪文UPも付いたので、神聖200%のホーリーセイバー装備時なら、スキル無しでもかなりの回復力。
火力はそこそこ、防具は戦士並に種類が豊富。
- 無転職適性:B
- 最強武器の槍がイノセント専用である。
訓練所で作成するためには高ボーナスが必要であり、力のメダルも貴重であるため、イノセントは作りにくい。より攻撃的な職業である侍よりは、適正度は低いか。
- 必要経験値
- 多い(レベル2になるのに必要な経験値:「1,300」)
◆基本事項
- 神女と違いこちらには性別による制限はない。ただし、「善」属性のみ。
- 神女よりも防御寄りの職。剣+盾+重鎧の高耐性・高防御力。
- 今作では槍が非常に優遇されており、君主も幾つか装備できるのだが、終盤では神女専用が多くなり、結果的に火力差が開いていく。
◆技能関連
- 神女と違い霊体攻撃を持たない事に注意。特に序盤は勘違いしやすいかもしれない。
- 「特殊抵抗UP」は自分の特殊抵抗率を高めるスキル。
- 「法院保護区」は味方(召喚モンスター含む)全ての特殊抵抗率を高める強力なスキル。
- 弱体されており最大でも75%(Lv494)でカンストとなった。
- ラストの尖塔に到達しているであろうLV100で、28%程。高い特殊発動率+連撃を持ち、1Fから登場するスキルウィング相手には少々心もとない数字とも言える。
- ただし、「法院保護区の効果を無視する相手」が今作には存在しないので、数多くの状態異常を持つ裏ボスなどにも安定して効果を期待できる。
- 僧侶呪文を9回使えるのはやはり魅力的。回復呪文は勿論、ACを下げる「ハロブカン」は非常にお世話になる。
- 魔法を覚える速度は僧侶より遅いが、司教より早い。(神女と同等の習得速度)
- Lv20で7段階目の魔法のMPが「3」になる。Lv24でMPはALL9に
◆装備関連
- 武器の関係でシリーズを通して攻撃力が低めだったものの、今作では両手武器が改善されたことで火力が伸びた。
- 戦士用の両手剣、両手鈍器の大半を君主も装備可能。ドワーブンハルバード、覇王の剣が活躍する中盤辺りなら、他の職にも遜色ない火力を発揮できる。
- 最終盤でもホーリーセイバーなど強い専用武器を装備できるが、敵の攻撃が苛烈を極めるため、他メンバーとの兼ね合いによっては盾を2つ装備するなどして、ガード役として立ち回るのもあり。
- いかにも悪の君主用のイビルカリバーは装備できない。
- 錬金を駆使しない場合の最終武器候補となるホーリーセイバーが性別?、善限定武器なので装備するつもりならば注意。(←PSP版。3DS版は性別/性格限定無しに変更)ちなみにミラージュランスは性別?装備不可。
- 首切り耐性を100にできるピンポイントシールドを装備できるので、忍者ドッペルやデスサイズなど、厄介な首切り持ちの相手を任せられるのも強み。
◆その他
刀の二刀流の攻撃特化型戦士。両手にメイン武器を持って相手を切り刻める。
純粋な攻撃力も高いが、最大の特徴は攻防一体の「つばめ返し」。
君主同様に能力を引き出すためには相当なLvアップが必要。
- 転職条件
- 能力:腕力15、知恵12、体力14、敏捷15、幸運12/性別:制限なし/性格:善・中立
- 基本能力
- 魔術師呪文’:魔術師系呪文を覚える。習得は若干遅め(レベル16でレベル7呪文を習得)。
メイン武器二刀流:両手にメイン武器を装備可能。
- サマー能力(LV36)
- 物理攻撃UP:Lvに比例して物理攻撃の威力が上昇。(MAX217.6%)
魔術師呪文UP(3DS版のみ):Lvに比例して魔術師呪文の威力が上昇。
つばめ返し:射程内から攻撃してきた敵に対してカウンターを行うスキル。
Lvに比例してカウンター確率が上昇。(MAX50.0%、LV513)
- 専用エクストラスキル
- なし(汎用エクストラはこちら)
- 転職元適性:C
- 成長が遅く、転職もとに向かない
- 最終職適性:A
- つばめ返しは弱体化したものの、ACさえしっかり下げれば、ボス戦時の盾役も十分可能。
魔術師呪文9回はやはり便利。「ティオメンテ」役の他、最終盤でも、ACを上げる「ロブティ」が活躍。
最強の両手刀が装備できないため、槍または刀では蛇の麁正,オボコロぺ二刀流あたりが最終武器か
最強防具が男専用であるため、拘らないならば、男で作るべき。(←PSP版。3DS版は性別制限が無くなった)
- 無転職適性:A
- 火力役として考えるなら、高ダメージ+高命中精度のミラージュランスはやはり魅力的。
ただし、入手相手が裏ボス+高LV盗賊必須と、おまけ的要素が強いアイテムではあるが…。
訓練所で作成するためには高ボーナスが必要だが、君主・忍者程の難易度は無く、少し粘れば十分可能。
イノセントのメリットはほぼミラージュランスだけであり、それに重きを置くかどうか。
3DS版では高体力+低ACのボスが追加されたので、活躍の場面はある。
- 必要経験値
- 多い(レベル2になるのに必要な経験値:「1,250」)
◆基本事項
- 弱体されてはいるが廃LV侍のつばめ返しは強力。
- つばめ返しの弱体により、ヴィッフィでの運用がやりにくくなった。
- それでもこだわるなら防具も揃えて低ACにしておくこと。
- 早期においては魔術師魔法+戦士に準ずる火力の便利屋。
- 刀に拘らなければ序盤から他前衛と同じだけの火力は確保できる。
◆技能関連
- 魔術師呪文
- 魔法を覚える速度は魔術師より遅いが、司教よりは早い。
- Lv20で7段階目の魔法のMPが「3」になる。Lv24でMPはALL9に
- 威力アップは覚えないが、移動や補助呪文を9回使えるためサポート面でも活躍が見込める。
- スペルブラスターはしっかり喰らうので、解除失敗しないように祈ろう。
- メイン武器二刀流
- 両手武器の仕様変更&強力な両手武器の追加により以前のような絶対性はなくなった。
- ただ手数が多いのはやはり便利。
- つばめ返し
- 弱体され最大で50%になった。ただし、LVに対する上昇率自体は向上していて、マスターに要するLVは前作までより遥かに低い。
- つばめ返しは発動するとノーダメージで相手に攻撃するので、対物理攻撃においてはどんな防具やAC低下よりも堅い。
- ちなみに、ツバメ殺しスキル持ちの侍が、ツバメ返し持ちの敵の攻撃をツバメ返しした際の攻撃には、なぜかツバメ殺しは発動しない。
- 射程内での反撃スキルなので、反撃ダメージに期待するなら射程制限解除は必須。
- (射程外の攻撃に対しては防御のみでカウンターが届かない)
- 二刀流の場合、1回のつばめ返しで2回斬り返す為、火力の大幅な増加にも繋がる。
カウンター合戦の最中も、一刀目でチマチマとダメージを与えながら継続できるので、一刀よりも二刀の方が有利。
- ハイマスター後の物理攻撃UP上昇率の関係で単発の最大火力では戦士に置いていかれるが、
同時につばめ返しの反撃が洒落にならない確率で発生するので、侍に攻撃が集中すれば1ターンでの殲滅力では戦士を圧倒出来ることもある。
(鍛冶で首切り能力を付与しておくと更に効率がよくなる)
◆装備関連
- 装備可能な刀の種類がかなり増えており、序盤から終盤まで万遍なくあるが、戦士・神女・君主に比べると、いつものことながら不遇。
- 侍専用の刀は少なく、巫忍あたりも装備可能。中には、侍が装備できない刀も…。
- 一部の弓や槍も装備できるので、後列におくこともできる。
- 防具も比較的豊富。ドロップ運によっては他前衛と遜色ない装備が可能。
◆その他
- つばめ返しが最大50%と弱体化したが終盤やクリア後の敵は2回以上の連続行動持ちや致命的な連撃持ちが多いので
そこまで下がったようには感じないかもしれない。
- またこの弱体は敵にも適用されている。これまでのように95%反撃という物理殺しは存在しない。
- 敵のつばめは敵レベルの関係で最大でも30%強とかなり控えめ。
- ただし、ドッペルゲンガーは除く
- 3DS版で魔術師呪文UPが搭載されたが、残念ながら効果を実感できる場面はほとんど無い。
首をハネてハネまくる最強の殺人マシーン。
レベルアップにより無装備時(一部装備は可)のACもどんどん下がっていく。
ただ、ポンポン首を刎ねるには、相当Lvを上げる必要がある。
加えてLvアップに必要な経験値が膨大。やはり未熟なうちは前に出せない。
- 転職条件
- 腕力14、知恵15、信仰13、体力15、敏捷16、幸運16/性別:制限なし/性格:悪
- 基本能力
- 盗賊技能:秘密発見と罠の判定・解除が可能。戦闘中に「隠れる」が使用できる。
AC低下:Lvに比例してACが低下する。3レベルごとに-1
首切UP:通常攻撃で首切りが発動し、さらにLvに比例して発生確率が上昇。(LV278=MAX50.0%)
警戒:1.一定確率で戦闘開始時に自動的に隠れる。
2.一定確率(約50%)で敵の奇襲を阻止する。
- サマー能力(LV36)
- 物理攻撃UP:Lvに比例して物理攻撃の威力が上昇。(MAX198.6%)
闇討ち:素手時に射程無限(L)。
- 専用エクストラスキル
- 分身(汎用エクストラはこちら)
- 転職元適性:C
- 引き継ぐものがない。LVアップも遅く適性は最低。
- 最終職適性:A
- 最終パーティに一人は欲しい強力な職業。
奇襲が即全滅に繋がりかねないバランスであるため、警戒が重宝する。
首切りにより高確率で厄介な雑魚を一撃で倒すことができる。
AC低下能力が非常に強力であるため、闘士と同様盾としても有用。
- 無転職適性:B
- 訓練所で作成するためには高ボーナスが必要となるため作りにくい。
転職アイテムである隠者のナイフを利用するのも手。
イノセントマントの上位互換を装備できるため、無転職に拘る必要性は薄い。
首切りと守りが仕事となるため、呪文を使う機会は少ないので無転職でも問題ない。
- 必要経験値
- 最も多い(レベル2になるのに必要な経験値:「1,500」)
◆基本事項
- 侍・君主が弱体化される中、部分的だが強化された唯一の上級職(後述)
- 全職業中、もっともLvUPが遅い。
- 作成・転職に必要とされる能力値も全職業中最大。イノセント忍者を作るには相当な根気が必要。
- 訓練所で忍者になれるのは「悪」属性のみなので注意。
- 高齢でボーナスを底上げして作成し、女神の口づけなどで若返るという方法も。
- もしくは、力のメダルや隠者のナイフで転職してイノセント忍者を作る。
◆技能関連
- 盗賊技能
- 盗賊技能を持っているが、専門家ではないので過度の依存は禁物。
今回本職である盗賊ですら解除ミスが目立つので、できれば練金呪文のサポートが欲しいところ
- AC低下
- ゴシックではACが低いほど効果が体感できるので、高LVになるほど被ダメージを抑えられる。
- 装備で下がるACとの差が広がる終盤ほど重要度が増してくる能力。忍者が護衛役として立ち回れば、護衛元も攻撃重視の装備を組めるようになり、生存力は勿論、火力も安定する。忍者の付けるEXスキルの自由度が高くなるのも強み。
- 成長速度の関係で闘士に比べると攻撃は当たり易い。HPも低くなりがちなので、各種耐性はしっかりと。
- 警戒
- LVが半端なうちは奇襲が即全滅に繋がるエルミナージュでは、確率発動とはいえ警戒の先制阻止能力が非常に頼りになる。
- スキルの効果は忍者のLv上昇の恩恵はなく、Lv1でも1000でも同じ発動率(約5割)。
- 首切り
- 最大値が50%に弱体されているが、以下の新仕様により従来と同じ程度の使い勝手になる。
- 今回から装備の首切り発動と重複するようになった(装備の内、最大数値のもの1個のみ)。
- 例:スキル+3% 武器+5% 頭+7%の場合、スキルと頭で+10%の発動率になる。
- ※スキルと装備の合計値は95%で打ち止め。首切り55%の武器を装備しても95%以上にはならない。
- 最終盤の尖塔ではHPが4桁を超す雑魚敵が多数出現するため、一撃必殺の首切りが輝く場面は多い。
- 闇討ち
- 素手の攻撃力は非常に低くメリットはない。結局武器持ちのほうが強い。
- 当たり前だが素手は鍛冶が出来ないというのも大きい。
◆装備関連
- 実用レベルで装備可能な武器が多数追加。
- 他の職と同様に伝統的に最強装備だった「手裏剣」がその座から陥落。
- 防具も追加されているが、AC低下有効なものは極わずか。
- AC低下技能のためACは確保できるが、呪文・属性攻撃への対策が重要となっている。
- 首切り耐性100を付けるのが地味にキツい職業。他の特殊抵抗も付け辛いので、特殊異常を多く持つボスの盾役を全うするには工夫が必要。
- イノセントマントがAC低下有効になり、装備の選択肢になった。
- AC低下防具は、精霊の冠、忍装束、忍小手、忍足袋、歴戦の脛当だけ。3DS版では盗品アイテムも含めて数が増えたものの、戦士職の豊富さにはとても適わない。
- AC有りの防具の少なさ、そしてAC有の錬金可能な武器だとダメージがかなり下がるため他職に比べて倍打が非常につけ辛い。
- 3DS版では、全種族1.5倍+AC低下有効なあさがおの服(尖塔15Fドロップ)が追加されたので、ぜひ装備させよう。フェアリー以外でも、錬金で種族制限解除を付ければ問題なく装備可能。
- 首切りなしの火力自体は君主にも劣る。神族3倍打のドリムリングがAC低下無効なのも辛いところ。
- 当然ながらボス相手には首切りがほぼ通らないので、睡眠・毒などの状態異常を錬金付与するのもいいかもしれない。
◆その他
- 元々首切りの高いモンスターを冒険者化すると、武器を選ばず高い首切り率を維持することが可能。
- 攻撃力とAC低下を維持しながら首切り65%より上にもっていくのは困難。首切りを追及するならイノセントを気にせずモンスターから育てることを勧める。ただし今作では王者の証明持ちが多く、終盤では首切り耐性100の敵も出現する。
- トウモク等、高レベルモンスターにはターン回復100以上がついていることが多い。回復いらずでHPを維持できるのは大きなメリット。
- ドッペルとして出現するとかなり凶悪。低ACでまともに攻撃は当たらず、高確率でこちらの首をは次々とはねていく脅威の存在となる。
被害を防ぐためにも、法院保護区を有する君主はパーティに入れた方がいいかもしれない。(それでも100%は防げないが)