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目次

一覧

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ターミナル01

アメージングキューブ

:ロードへの入り口。
:巨大なクリスタル石柱の姿をしている。
:通称キューブ。高さ約600メートル。
:キューブの周りにいくつかの小さなキューブ
 (=ゲートキューブ)が点在する。

アメージングロード

:異次元フロアで構成された迷路。通称ロード。
:数フロア移動するだけで、空間を大幅に超越し
 遠方へ移動することが出来る。
:ロード内のポータルに触れると、別フロア、
 もしくはロードから出てゲートキューブへ転送される。

ゲートキューブ

:ロードに入るためのゲート。
 ゲートキューブに入るとロード内に転送される。
 未接続ロードに対しては、ゲートは起動しない。

イシュラ事件

:トロア暦607年。
 イシュラ共和国でクーデターが発生。
:この結果シャングリアの兵力が
 クーデター軍の手中に落ちてしまう。
:クーデターの目的は、三国会議でも議論され、
 その危険性から実現しなかった
 イカロス探索のための派兵である。
:クーデター軍は、魔軍との冷戦状態を破り、
 メルキオロードのほとんどを一時的に制圧する。
:この先制攻撃に対し、ディアブロ軍は
 全軍でクーデター軍を粉砕、メルキオロードに侵攻。
:更にクルセイド軍管区のロードにまで攻め入って、
 そのいくつかを半ば制圧した。
:これにより聖戦都市シャングリアの兵力の大半が
 失われてしまった。
:その後、他の聖戦都市からの兵力補充によって、
 魔軍との勢力差の持ち直しが図られたが、
 現在もなお劣勢は続いている。

メルキオ事件

:トロア暦608年冬に、
 メルキオロード中枢にて発生した大事件。
:準英雄同盟エクスが行った大規模軍事演習にて、
 実に数百人に上る参加者全員が忽然と消失。
:英雄同盟の長であり、エクス長官の
 サウロ・アンダルシアをはじめ、
 多くの隊員や学徒たちが帰らぬ者となった。
:事件の調査は、前線を取り仕切る竜王騎士団が
 中心となって行ったが、何の成果もなく
 翌年春になっても真相は明らかになっていない。
:この事件後、実質的に無人となった準英雄同盟は、、
 クルセイドの三国会議によって、クライス王国主導の元
 組織解体となってしまう。

ターミナル02

フロアとスレッド

:ロード内の空間は、
 基本的には何も存在しない。
:そこにスレッドが呼び出されてフロアとなる。
 スレッドは中枢も含め5つのタイプが存在する。

ロードの構造

:基本的にはフロアが連なる形でロードとなる。
:各フロアは転移門と呼ばれるワープポイントに
 よって繋がっている。
:フロアの構造・繋がり・ゲートの位置は、
 すべてイカロス制御であり、変化するものである。
:地上に出るための入出門と呼ばれるゲートは、
 ロードの始点と終点にあたる特定のフロアにのみ
 出現させる事ができる。
:この入出門は、ゲートキューブ(地上側)から
 任意に起動してもらう事で開く。
:過去には開きっぱなしの入出門もあったが、
 戦火で破壊され、現在はほとんどが失われている。
:そのため今では、ロードから出る際は、
 軍が定める入出門の位置に向かい。
 起動してもらう必要がある。
:魔力によって強制的に入出門を起動させ、
 基地に帰る方法もある。
:ターミナルの帰還機能や
 帰還呪文の効果がそれである。

胎動周期

:ロード内特有の時間概念。
:ロード内の属性は、
 火→水→雷→土→闇→光→無でサイクルしている。
 この影響を受け、ロード内の生物属性も変化する。
:下等な種族、下級な固体程影響を受けやすく、
 逆に高等な者は、影響を受けにくい。
:また胎動周期が及ばないロードも存在する。

魔法動力

:魔法を生み出す基本元素。
 火・水・雷・土・闇・光をサイクルさせる事で、
 生成するエネルギー。
:取り出したエネルギーの一部で
 次のサイクルを起こすため、
 エネルギーが無限に生成されていく。
:小さな動力を生むには小型のサイクル、
 大きな動力には大型のサイクルが必要。
:ロードのシステムを維持するためには、
 特に大きな動力を必要とする。

胎動停滞期

:胎動周期の属性が、一定周期で変化せず、
 同じ属性に留まる現象。
:ロードの胎動運動によって生成したエネルギーが、
 全キューブ内における最大備蓄量を越えた場合、
 エネルギー生成を一時停止しなくてはならない。
:また、停止させた胎動運動を
 再起動させるタイミングは、
 主にイカロス制御によって管理される。

ターミナル03

クルセイド軍

:トロア大陸の三つの国の連合軍。
:クライス王国、ホト連合、イシュラ共和国の
 各国軍によって構成されている。
:クルセイド軍はハウル大陸の魔軍と、
 ロードの覇権を巡って
 100年に渡って戦い続けている。

ディアブロ軍

:ハウル大陸、ディアブロ国の軍隊。
 通称魔軍。
:魔王を頂点としたこの軍隊は、
 人類を超越した魔族が多くの獣人族を率い、
 クルセイド軍と戦い続けている。

イカロス軍

:ロードや空中都市イカロスの叡智を
 守るために存在する軍隊。
:イカロスフォースと呼ばれる
 機械兵団などがその主力である。

竜王騎士団

:ディアブロ軍との戦争において、
 クルセイド軍の前線師団として戦う精鋭兵団。
:騎士団総統のレオン・ギルガメッシュ将軍は、
 各方面軍より、自分の配下になる精鋭兵を集め、
 この騎士団を作り上げた。
:ゆえに、レオン将軍の私兵集団とも噂される。
 団員には、戦いに明け暮れる猛者が多く、
 目的のために手段を選ばない冷徹さも有名。
:また、メルキオ事件の調査では、
 竜王騎士団が全面的に調査を行ったが、
 事件は未解決のままである。
:エクス解体案が三国会議に提出された際、
 ホト連合国の反対意見を押し切って、
 レオン将軍は解体賛成を主張したと言う。

準英雄同盟エクス

:孤高の英雄同盟と志を共有し、
 明日の英雄を育成するための組織。
:各国の聖戦学府より、素養のある学徒を集め、
 軍属ではない若い英雄候補生として、
 様々な任務に従事させる。
:王女誘拐事件の解決や空中都市イカロスとの
 交流など、その功績は世界にとって
 非常に大きなものであった。
:しかし、メルキオ事件にて、長官をはじめ
 同盟の隊員のほとんどがいなくなり、
 クルセイドの三国会議の決定で解体となった。
:組織としてはなくなったが、
 解体に反対し、クルセイド軍を離脱した
 ホト連合国にて、その精神は守られている。

ターミナル04

大気循環スレッド

:ロード内の大気を循環させ、
 環境を保つためのスレッド。
:外気を取り込む空調機が終日稼働し、
 比較的広い空間や長い通路で構成されている。
:強い大気の流れによって、
 歩行の自由を奪う移動空間が多い。

生態監察スレッド

:ロード内に進入した生物を
 隔離・飼育・監察するためのスレッド。
:ガラス張りの容器のような部屋で構成され、
 その中で生物の飼育を行っている。
:魔力を持つ生物の能力を抑止するために
 呪文禁止域になっていることが多い。

胎動冷却スレッド

:胎動周期システムによる不要な熱エネルギーを
 冷却するためのスレッド。
:浅水域や深水域が多く、
 冷却水に落下した生物が溺死する場合が多い。
:深水域と呪文禁止域が混在するブロックの目視には
 魔力による透視を用いる必要がある。

兵器待機スレッド

:イカロス軍の機械兵器・生物兵器が、
 多く配備されているスレッド。
:進入してくる地上種を利用して、
 テスト段階の兵器の実験を行っている。

中枢スレッド

:古代文明の謎が残っているフロア。
 管理者しか入れない領域がある。
:管理者領域にはゲートキーパーが
 配置されており、地上種がイカロスと
 コンタクトする数少ない手段となっている。
:そのため、イカロス軍やディアブロ軍の
 指揮官が駐留し、ロードの支配率を巡って、
 激しい戦闘が行われるスレッドでもある。

ターミナル05

クライス王国

:首都:エルファレム
 政治:専制君主制
 宗教:クリス教
:トロア大陸最大の国家で、産業・経済の中心である。

ホト連合

:首都:羅沙羅(らさら)
 政治:立憲民主制
 宗教:沙華教(しゃかきょう)
:数十個の小国から成る連合国。
 トロア大陸中央に位置し、最も多様な種族が行き交う。
:イカロスの存在をほとんど信じて折らず、
 魔軍との戦いに固執している。

イシュラ共和国

:首都:メルッカ
 政治:大統領制
 宗教:スーラム教
:ツタン、モナリ、ミロスの3国から成る共和国。
 トロア大陸南に位置し、最も信仰に厚い。
 イカロスの存在を信じ、約束の地と呼んでいる。

魔国ディアブロ

:首都:ダロス
 政治:魔軍を頂点とする階級制
 宗教:不明
:南半球にあるハウル大陸の国家。
 その他情報はデータ不足により不明。

古代文明

:はるか昔に存在した超文明。
 正式にはエンパイア文明という。
:高度な魔法と科学技術によって、
 様々なテクノロジーを生み出した。
 ロードやキューブも古代文明の産物である。
:現在の文明では、この古代のテクノロジーを
 可能なかぎり利用している。

ターミナル06

フロアの機構1

:フロア内の特殊ブロック。
:漏電床と漏電壁は、
 余分な胎動動力の放出ブロックであり、
 常に電流が放射されている。
:回転空間は空間を変異させる事により、
 進行方向を狂わせる。
:移動空間は何らかの強い力によって
 強制的に移動させられてしまう空間である。
:漏電床は浮遊呪文や能力によって回避出来るが、
 回転床や移動空間は、浮遊では回避出来ない。

フロアの機構2

:フロア内の特殊ブロック。
:強制暗黒域は一切の光を遮断し、
 呪文禁止域は魔力を完全に消滅させる。
:また、敵兵警戒域はガーディアンや敵兵との
 遭遇率が高い範囲を表している。
:主にフロアの中心部が、
 その領域となるケースが多い。

フロアの機構3

:フロア内の特殊ブロック。
:深水域は胎動動力の冷却水を貯めたブロックである。
 水中に落下した場合は、冷却水の特性で、
 ほとんどの生命体を溺死させてしまう。
:深水域への進入方法の一つは、
 浮遊呪文レビフェイトで、
 浮遊能力を付与する事。
:ただしこの呪文効果は、
 敵の呪文無効化の呪文で失う場合もある。
:また、浮遊能力が付与されたアイテムを、
 装備する事でも進入が可能。
:ちなみに、フェアリーに代表される
 浮遊能力を持つ種族でも侵入可能である。

フロアの機構4

:進入不可能な深水域だが、
 扉の向こうが深水域である場合
 進入する事が出来る。
:飛行出来ない種族は
 そのまま溺れ、死亡してしまう。
:そのためロード進撃の際は
 レビフェイトを使う事が鉄則である。

フロアの機構5

:フロア内の特殊な罠。
:ロードの往来者の物資略奪に対する制裁システム。
:フロアに落ちている物資の中には、
 特殊な罠が仕掛けられている場合がある。
:マップイーターと呼称されるそれは、
 主に該当探索ロード用のマップを奪ってしまう罠で、
 その回避は地上種にとって不可能である。
:また、ロードの進行を困難にする
 左右の往来が不可能なセパレートフロアが存在する。
:この場合、左右の区画に存在する制御スイッチを
 押すために、マップの左右両方から2度進入するか、
 もしくはランダムでの逆方向の再配置を待つしかない。

ターミナル07

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聖戦都市

:魔軍やワイバーンの脅威に備えて作られた要塞都市。
 トロア大陸の3つの国家にそれぞれ1つ存在する。
:クライス王国のアーレハイン、ホト連合の式部京、
 イシュラ共和国のシャングリアがそれである。
:どの都市も約100年前のキューブの発見と共に、
 キューブを中心に建設されている。
:都市では戦闘や魔術の研究が行われ、
 ロードを巡る戦争の拠点となっている。
:第2次イカロ戦役後から、主に若者を対象とした
 兵士育成学校の運営に力を入れている。

聖戦学府

:通称学府。
 聖戦都市にある兵士育成のための学校。
:この学校では、各学科に対応した授業が行われ、
 卒業生は各地の戦いで大きな戦果をあげている。
:聖戦学府でもっとも規模が大きいのは、
 クライス王国のアーレハイン学府である。
:しかし、メルキオ事件にて多くの学徒が
 行方不明になり、現在ではアーレハイン学府と
 式部京学府は、ほぼ同等規模と行ってよい。

アーレハイン聖戦学府

:クライス王国の聖戦都市にある学府。
 校長サウロ・アンダルシアが、
 メルキオ事件にて行方不明になっている。
:現在はダミアス・ババロッティ教頭が
 校長代理を務める。
:聖戦学府の中でもっとも規模が大きく、
 優秀な生徒が集まるエリート校として名高い。

式部京聖戦学府

:ホト連合の聖戦都市、式部京にある学府。
 強い精神を培う教育に特化している。
:そのため、この学府出身の兵たちが持つ
 不屈の精神は、魔軍に恐れられている。

シャングリア聖戦学府

:イシュラ共和国の聖戦都市、シャングリアにある学府。
:古代文明に対する信仰が厚く、魔術の研鑽においては
 他の学府からも一目置かれている。

ターミナル08

セメタリー

:イカロスやロードにおける不要なデータや物質、
 あるいはエネルギーを保存する巨大な媒体空間。
:データ転送の回線が貧弱で、
 ロードに比べ様々な機能制限を受けている。
:そのため、別名データの墓場、檻などと呼ばれ
 不要物の処分場のようなイメージが強い。
:現在はロード中枢にセメタリー用の転移門が
 開設され、外部からの進入が可能になっている。
:しかし、セメタリーの管理者やキーパー達は、
 イカロスのシステムによって外界との交流が禁止、
 遮断され、データ管理のため使役されている。
:各セメタリーの情報は、
 セメタリーキーパーへのアクセスによって閲覧可能。
 特に管理者用のリードキーは、有用な情報である。

ロード通信

:ゲートキューブやロード内の壁に、
 特殊な機器を接続して用いる通信技術の事。
:送信を行うには機器の運用が必要なため、
 通信隊を内包する大部隊でなければ不可能である。
:しかし受信は機器が不要なため、
 主に小隊への連絡に使用される。
:受信中は、ロード内に送信側の像が浮かび、
 双方向の通信ができる。

通信用識別印

:ロード通信時にトレースができるように、
 兵士や学徒全員につけられる目印。
:個人認識票と特殊塗料を魔法合成し、
 肌に塗る事で、通信機器に反応するようになる。
:信号を返す際に、ソナーのように
 周りの情報を抽象的に映し出す役割もある。

トレース

:クルセイド軍はロード内にいる小隊の状態を、
 通信技術によってトレースすることが可能である。
:トレースによって位置と周囲の簡単な状況がわかる。

軍隊の編制

:クルセイド軍ではディアブロ軍との戦争において
 ロードの1ブロック約8メートル四方のスペースに
 応じた隊の編制を確立させている。
:ロードの通路に対応した最小編制が小隊であり、
 これが隊員6名によって構成される。
:さらに各ブロックのスペースに対応した中隊は、
 3つの小隊を統合した規模。
:中枢のような広大な広間には、
 3個中隊を統合した大隊があたる。
:さらに演習や過去の大規模地上戦においては、
 連隊や師団規模の大軍編制もあったが、
 ロード内では必要がない編制である。
:また、中規模編制の隊には、偵察隊や衛生隊など、
 サポート専用の特化隊が編入される事が普通である。

ターミナル09

聖戦条約

:第2次イカロ戦役によって、
 多くのゲートキューブが破壊された。
:そのため、クルセイド軍とディアブロ軍は、
 キューブ周辺を中立地帯とする聖戦条約を結んだ。

中継点

:キューブがある世界各地のポイント。
:キューブ周辺には、そこへ侵入するための
 ゲートキューブがいくつも点在する。
:しかし、中継点周辺の地上での戦いにおいて
 そのほとんどが破壊され、現在は数少ない。
:そのため聖戦条約が結ばれ、中継点の地上における
 戦闘は禁止され、中継地帯となっている。

野営地

:中継点の付近にはクルセイド軍、
 ディアブロ軍双方の野営地が存在する。
:中継点の周囲は聖戦条約で中立地帯であるため、
 その周辺に作られている。
:野営地の規模は中継点の環境によって変化する。

行商

:聖戦都市と中継点、あるいは地方都市を往来し、
 不足物資や特産品を売る商人。
:中継点では、その地方に合った特産品が並び、
 また、そこに駐留する者のニーズに合った品が多い。
:行商が売る品には必ず、支配率に応じた相場が
 かかっており、また階級に応じた値引き謎、
 商人ギルドの徹底した商法が伺える。
:この行商たちが、所属する大規模ギルドは、
 大陸西のワルサー商会と大陸東の王商会が、
 トロア大陸2大ギルドとして有名。

天竜召喚

:地上種から天竜とよばれるイカロスの旅客機。
 天竜召喚札という切符で呼び出し、
 遠方の中継点まで瞬時に運んでもらう事が可能。
:天竜召喚札はイカロスの住人や電脳種が、
 移動のために所持している事が通常だが、
 昨今地上にも流出してしまっている。
:天竜の正体は、惑星間航行用戦闘機であり、
 超光速転移はもちろん、高い戦闘能力も有する。

ターミナル10

古の邂逅

:トロア暦505年。
 トロア大陸とハウル大陸で
 ほぼ同時期にロードが発見された。
:ロードの探索を開始した2つの大陸の住人が
 接触を果たした事が古の邂逅と呼ばれている。
:これを発端として、人と魔族は争いをはじめ
 やがてこれが大規模な戦争へと発達していく。

イカロ戦役

:クルセイド軍と魔軍との戦争の名称。
:約100年前のキューブ発見時より、
 トロア大陸の人類とハウル大陸の魔族間で勃発。
:ロードや空中都市イカロスを巡る戦争であるため、
 イカロ戦役と呼ばれている。

クルセイド軍結成

:トロア暦535年。
 第1次イカロ戦役はディアブロ軍の
 優勢のまま進んでいた。
:危機に瀕したトロア大陸の3国は、
 軍事同盟を結ぶことにした。
 これによりクルセイド軍が誕生した。

史上最大の劣勢

:トロア暦607年以来、イシュラ事件によって、
 クルセイド軍管轄のロードは手薄になり、
 これまでにない危険な状態となった。
:そこで三国会議にて、
 各聖戦学府の学徒の実践投入が検討された。
:これは年齢やカリキュラムの消化にかかわらず、
 素養のある者に軍位を与え、派兵する物であった。
:これの法案は可決され、
 学徒の実践投入が開始された。

孤高の英雄同盟

:剣と魔法と運に愛され、
 優れた人格を持つ英雄たちが結成する同盟。
:英雄の称号は、イカロ戦役などの戦乱で、
 聖人たる活躍をした者に与えられる。
:本人の意志とは関係なく授与されるため、
 自らが英雄である事を知らない者もいる。
:メンバーは、各聖戦学府の校長たちをはじめ、
 総数約10名で構成されている。
:リーダーは、サウロ・アンダルシア。
 彼は同時にエクス長官でもある。
:第3次イカロ戦役にて
 戦死したアスカ・ジュラルドも
 英雄同盟のメンバーであった。

ターミナル11

第1次イカロ戦役

:トロア暦530~567年。
:ロード内の覇権をめぐる偶発戦から勃発。
 小規模ながら長期化する。
:これ以降、ディアブロ軍との大規模な戦闘や
 長期化する戦争をイカロ戦役と呼ぶようになった。

第2次イカロ戦役

:トロア暦588~601年。
 ロードの覇権を巡る大規模な戦争。
:全中継点を舞台に、これまでにないほどの
 大規模な地上戦が行われた事で知られる。
:その激しい戦闘の結果、
 多くのゲートキューブが破壊された。

ラグナ

:第2次イカロ戦役の時、レオンの部隊が
 ディアブロ軍領深くに孤立した。
:それを単独救い出したのが、
 アブリエルの力を解放したアスカである。
:アスカと戦った魔軍の前線司令官サーカスは、
 同じくアブリエルである自らの力を解放し、
 アスカをたった1人で食い止めた。
:神に等しき者たちの戦いは丸1日にもおよび、
 これを止める為、英雄サウロは自ら戦地へ赴いた。
:このアブリエル同士の戦いを俗にラグナ、
 正式には第1次ラグナと呼んでいる。

第3次イカロ戦役

:トロア暦608年に起きた、
 クルセイド軍とディアブロ軍の大規模戦闘。
:中継点イカロスの足において、
 歴史上初のイカロスロードの開放が確認され、
 このロード往来の覇権をかけて両軍は争った。
:イカロスの足を中心にクルセイド軍と
 ディアブロ軍の大軍がにらみ合いを続けたが、
 小競り合いが多く、大規模戦には至らなかった。
:これはイカロスロードへ進入出来る者が、
 イカロスの電脳種から選ばれた
 特定の人物であったためでもある。
:この時イカロスロードに進入した者は、
 アーレハイン学徒数名と英雄同盟のアスカ、
 そしてディアブロ軍の将サーカスであった。
:この後に第2次ラグナが起こり電脳種が暴走、
 イカロスの火が聖戦都市へと降り注ぎ、
 都市に傷跡を残す大きな被害を与える。

第2次ラグナ

:第3次イカロ戦役で、イカロスロードへ招待された
 英雄同盟のアスカと魔将サーカスの両名は、
 お互いに無限の命と力を持つアブリエルであった。
:イカロスの記録によれば、
 彼らは前世紀において恋人同士であったと言う。
:しかし100年の眠りの後、
 記憶を失った両者は敵同士となり、
 戦いを繰り広げるようになった。
:第2次ラグナの戦闘において、
 両者はアブリエルの力のすべてを解放し、
 お互いの剣に相打ちとなって倒れた。
:この時、アスカを母、サーカスを父という記憶を
 与えられて誕生、育成された電脳種リリスは、
 戦いを止めようとしたが、間に合わなかった。
:両親の死を前にしたリリスは、
 悲しみのあまり暴走し、イカロスの火によって、
 世界のすべてを破壊しようとした。
:しかし、そこへ駆けつけた数名の学徒によって
 リリスは破壊され、世界は破滅の危機を免れた。
:これがイカロスロードから第3次イカロ戦役、
 そして、それゆえに起きた第2次ラグナに始まる
 悲劇の戦いの顛末である。

ターミナル12

魔軍の生態兵器

:ブロブやバジリスクなどのクリーチャーは、
 ディアブロ軍が作り出した生物兵器である。
:また、トロールやオーガを改造したものが、
 サイクロプスやミノタウロスである。
:ちなみに、トードは軍の食料用に
 飼育されていたのが脱走したものである。

魔軍の編制

:魔軍はゴブリンやトロールなどの雑兵部隊を、
 レッサーデーモンやグレーターデーモンなどの
 魔族が指揮する形で編制されている。
:また、本来ディアブロ軍には所属しない
 レイバーロードやヴァンパイアも現在は、
 魔族に協力している。

魔軍の温存兵

:これまでの戦争において、ディアブロ軍内で
 北大陸戦線への投入が先送りになっていた兵力。
:魔族の幼生グレムリンやオーク族やオーガ族、
 また、新型機械兵のミノタウロスがそれである。
:さらに、指揮官クラスではあるが、
 あえて組織行動をしない最高貴族階級者、
 フラックの姿も見かけるようになった。

四天魔

:ディアブロ国を統治する魔王につかえる4人の重鎮。
 政治や軍事はもちろん、その絶大な権力で
 多くの臣や兵を統率し、国を動かしている。
:第2次ラグナで亡くなった魔将サーカスも
 四天魔の一人であり、主に生きた兵を統べる
 将軍であったとされる。
:毒婦の異名を持つパンドゥーラは、
 死者を呪縛して、統治する能力に長け、
 100万の死者を奴隷として使役している。
:また、魔の宰相と言われる
 アウランゼブ老は、ディアブロの政治を
 一手に統括し、管理していると言われる。
:最後の一人は、ディアブロ内でも
 その姿を見た者はあまりなく、
 正体不明の天魔と呼ばれている。
:現在はサーカスの死によって、
 四天魔の椅子は一つ空いた状態であり、
 新将軍の誕生が噂されている。

アークス

:魔王の分身と言われている魔の人形。
:アークスは、外装となる拘束機の中に
 魔族や獣人族の精鋭兵を取り込んだものである。
:精鋭兵はグレーターデーモンを
 使用する事がほとんどだが、
 実験機としてゴブリンアークス等も存在する。
:取り込まれた兵は魔王の完全なるくぐつとなり、
 魔王として大部隊を指揮する。
:アークスの強さは上級の魔族すら軽く凌駕し、
 クルセイド軍の最大の脅威となっている。

ターミナル13

イカロスの足

:幻の空中都市イカロスが、
 周期的に降りてくるという伝説がある場所。
:大洋にポッカリと大穴を開けたような
 巨大なブルーホールに、キューブが立っている。
:古の時代より、
 イカロスに行くための唯一の道が、
 このキューブであると伝えられている。
:そのため、イカロ戦役においては激戦地となった。

イカロスの兵器

:キーパーやゴーレムなどのイカロスフォースは、
 イカロスの機械兵器であり、主にロードの
 ガーディアンとして配備されている。
:中でも最強のガーディアンであるワイバーンは、
 高度なプログラムが組み込まれている。

キーパー

:アメージングロード内の管理のために
 配置されている機械兵。
:イカロスの命令によって地上種の調査研究、
 場合によっては排除を行う。
:戦闘力は非常に高く、
 1機でクルセイド軍の中隊と渡り合える。
:指揮官タイプと量産タイプがあり、
 様々な機能を兼ね備えている。
:大量のキーパーが、
 配備されているスレッドもある。

ワイバーン

:惑星オリンピアでは、
 地上種をはるかに超越した存在として、
 竜族が存在している。
:中でも最強種のワイバーンは、
 オリンピアの空と海を完全に支配している。
:ワイバーンは古代文明のガーディアンであり、
 ロードに配置された最強のイカロス兵でもある。

竜の支配領域

:ワイバーンは海と空を支配しており、
 領域に進入した者は必ず掃討される。
:そのため、トロア大陸とハウル大陸間の
 海を越えての往来は不可能とされている。
:ゆえに、ロードの覇権を巡って戦争がおきている。

ターミナル14

式部神祭

:式部地方の守護神である、
 朱雀、青龍、玄武、白虎の四神に対して、
 五穀豊穣や天下泰平を感謝する祭り。
:この祭りは式部京の街全体をあげて行われ、
 式部神社や式部本願寺を中心に露店が立ち並び、
 目抜き通りを山車が走る。
:また、夜には花火大会や盆踊りもあり、
 式部京に住む者にとってこの上ない
 大イベントとなっている。

伝説の桜

:第2次イカロ戦役へと出征する学徒たちが、
 学府の片隅に植樹した千年桜。
:通常の桜より長く花を咲かせ、
 色合いも独特の美しさを持っている。
:学徒たちの秘密の告白スポットとして
 利用される事が多い。
:現在の式部京学府には、この桜の植樹の
 いきさつを知る者はほとんどいない。

アーレハイン王家

:クライス王家の正統王家。
 数百年前の建国時代より続く由緒ある家計で、
 王家となる前から存在している。
:そのため、マーフィーの姓を持つ貴族は多く、
 正統王家の他に五大家と呼ばれる
 王族連合も組まれている。
:現在のマーフィー13世は、
 12世の悪政を廃して王位に就いた事もあり、
 民衆からは善政の君主として人気がある。

イシュラ王家

:イシュタル・アリ・バフォメットの
 3家から成るイシュラ共和国王家。
:現在イシュラの元老院や議会を統べるのは
 イシュタル家であり、アリやバフォメット家は、
 それほどの力を持っていない。
:イシュラ事件後、イシュタル王が病に倒れたため、
 王子が冠をいただく日が待たれている。
:しかし、目下イシュタル家の王子二人は、
 シャングリアから式部京へ留学中である。

ターミナル15

オリンピア

:水と緑の惑星。
 北半球にトロア大陸、南半球にハウル大陸が存在する。
:ハウル大陸はかつてエンパイア文明が栄えたが
 空中都市イカロスの攻撃により破壊され、
 その影響で現在も汚染されている。
:また、空と海はワイバーンが支配しているため、
 大陸間の交流はロードを通じてしか行う事が出来ない。

トロア大陸

;惑星オリンピアの北半球にある巨大な大陸。
 南西部は海に浸食され、三日月型となっている。
:大陸西部にクライス王国、東部にホト連合、
 南部にイシュラ共和国が存在する。
:北部には永久氷河、中央部には6000メートル級の
 アリテト山脈、南部には広大はカラバ砂漠がある。
:気候的には、北部が寒帯、
 中部が温帯、南部が熱帯となっている。

アビス海・アトラ海

:トロア大陸に南岸と火山島群に囲まれた海を
 アトラ海と呼んでいる。
:この海域には竜の支配が及んでいないため、
 トロア大陸諸国間の交易航路に利用されている。
:これはアトラ海にある火山島
 アトランハーツからの煙を竜が嫌っており、
 近づかないためだと信じられている。
:また、ハウル・トロア両大陸の外に
 広がっている外洋をアビス海と呼んでいる。
:この海域は、アトラ海とは異なり、
 完全に竜の支配領域であり、
 侵入したすべてのものは掃討される。

ハウル大陸

:惑星オリンピアの南半球にあるドーナツ状の大陸。
 大陸の大部分が円状の巨大な内海であり、
 中央大陸にも内海がある。
:魔族や幻獣、獣人たちが多く生息し、
 独自の生態系が確立されている。
:ハウル大陸の存在は、
 長い間トロア大陸の人々には知られていなかった。

ディラック海

:南半球、ハウル大陸にある広い内海。
:この海は元々は陸地であったが、
 イカロスの攻撃や大規模な地殻変動によって、
 広範囲に渡って水没したものである。

ターミナル16

なし?

ターミナル17

エンパイアの誕生

:ハウル暦1999年。
 ハウル大陸にエンパイアという国家が誕生した。
:エンパイア人たちは、女神の教えに基づき、
 魔族や獣人族を労働力として使役し、
 高度な文明社会を形成、領土を広げていった。

エンパイア暦

:ハウル大陸に人類種による最初の国家が
 誕生した年に改名された暦法。
:エンパイア暦以前は、
 ハウル暦と呼ばれ、年号はこれを引き継いでいる。
:イカロスの暴走によるエンパイア滅亡は3501年。
 この年でエンパイア暦は終わる。

魔法革命

:エンパイア暦2332年。
 女神によって、魔法動力などの魔法技術に、
 革命的進化がもたらされた。
:この技術革新は、
 社会構造にも大きな変化をもたらした。
:キューブやロードの空間超越技術も、
 この時考案され実用化された。

魔族の乱

:エンパイア暦3311年。
 帝国の奴隷として使役されていた魔族が
 獣人族などを率いて反乱を起こした。
:反乱は魔族たちの独立戦争へと発展し、
 この後約200年の長きに渡り争いが続いた。
:戦乱の最終局面においては、
 魔族軍が優勢となり、ダロスの制圧にまで至る。

ディアブロの誕生

:エンパイア暦3314年。
 魔族の国家ディアブロが誕生。
:エンパイア帝国に対する独立戦争の最中、
 反乱軍が建てた国家。
:この国家はイカロスの暴走によって、
 一時急激な衰退に見舞われる。
:しかし後に空白の数百年を乗り越え、
 魔国ディアブロの前身となった。

ターミナル18

イカロスの暴走

:エンパイア暦3501年。
:空中都市イカロスが謎の暴走。
 敵味方を問わず、双方の領土を攻撃し、
 ハウル大陸全体を破壊した。
:特に首都ダロスに対しては、
 徹底した攻撃が繰り返され、汚染された周辺は
 エンパイア人にとって有害な土地となった。
:この結果、エンパイア文明は滅亡の道を辿った。

エンパイア文明

:ハウル大陸に存在した古代文明。
 空中都市イカロスの攻撃により壊滅した。
:大いなる支配者エンパスを崇め、
 様々な超的産物を生み出した。
:ロードやキューブを始め、
 多くの遺産がそれである。

空白の数百年

:エンパイア滅亡後の数百年間を指す。
 この間惑星オリンピア上に国家は存在しなかった。
:また、文字による記録もほぼ残っていないため、
 何があったか定かではない。

新世紀

:空白の数百年を乗り越えた後、
 トロア大陸では古エンパイア人たちが、
 ハウル大陸では魔族たちが国家を再建した。
:これ以降の時代を新世紀と呼ぶ。

トロア暦

:新世紀以後、トロア大陸で
 最初の国家が誕生した時を元年とする暦法。
:現在はトロア暦609年である。

ターミナル19

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イカロスの航路

:イカロスは惑星オリンピアの衛星軌道を周回している。
:地表から見た場合、現在の航路は
 トロア大陸とハウル大陸の境界にあたる
 海を縦断する形になっている。
:その航路の中継点にあたるのがイカロスの足である。

イカロスの火

:ハウル大陸を焦土と変えたイカロスの超兵器。
:衛生軌道上に存在するイカロスから光の柱が降り注ぎ、
 全てを焼き尽くしてしまう。
:ハウル大陸に存在するドグマ海は、
 イカロスの火によって出来たクレーターである。
:第3次イカロ戦役において、
 暴走した電脳種リリスが、イカロスの火を起動。
:その光は、3つの聖戦都市に降り注ぎ、
 都市内に大きなクレーターを残す程の
 多大な被害をもたらした。

空中都市イカロス

:エンパイア暦3498年。
:ディアブロ群に対抗するため、
 エンパイア人は首都ダロス付近に埋もれていた
 古代都市イカロスを浮上させた。
:この時イカロスは、ディアブロ軍に占領された
 首都ダロスに対し、最大出力のイカロスの火を照射。
:その破壊力は、ダロスだけでなく、
 ハウル大陸のほとんどを焼き尽くした。
:また、この攻撃による地殻変動によって、
 ディラック海と汚染されたドグマ海が生まれた。
:これ以後、イカロスはその本来の姿である
 地上種に恐れられる衛星都市(コロニー)として、
 オリンピア軌道上を周回するようになった。
:しかし長い間、
 イカロスは沈黙したまま軌道上を周回し、
 地上種に対する干渉はカ皆無であった。
:そのため、イカロスの脅威は
 人々に忘れ去られていった。
:現在では、エンパイアの叡智の全てが
 眠る地という伝説のみが残り、
 イカロ戦役の原因となっている。

イカロス聖戦学府

:空中都市イカロスにおいて、エクス長官サウロが
 創設した新しい学府。
:メルキオ事件以後、解体となっていたエクスが
 復活した事で、新しい隊員を育成するための
 専用学府として期待されている。
:現在は学府が開いて間もないため、
 学府入学志願者ではなく、エクス隊員を募集している。
:今後学府の本格的運営に際して、
 イカロス聖戦学府専属の教師陣、運営要員の
 勧誘や募集が行われる予定となっている。
:この際、サウロはエクス長官と学府校長を兼任し
 英雄同盟の本拠地もここに移転して活動すると
 言われているが、今後の展開はまだ不明である。
:また、イカロス学府は、民間人や魔族をも許容して、
 有能な人材を育成していくとの理念を掲げている。
:まだ魔族からのコンタクトはないが、
 今後のディアブロ国からの接触や動向に
 注目が集まっている…。

消滅の陣

:アブリアル(無限種)特有の無限再生細胞に、
 強力な分解ダメージを与える化学現象。
:ナノ粒子を有機体に付着(付与)させる事で、
 化学反応を起こして、無限キラー細胞が生成される。
:この無限キラー細胞は、それを付与された者の
 力や意思に応じて形を変容させ、無限細胞を
 破壊する武器となる。
:なおこれは、アブリエル消滅に特化させて
 開発された技術であり、攻撃手段としての汎用性は低い。
:しかし現在、暴走したアブリエルを止める
 手段として開放されている技術は、これのみである。
:また、アブリエル自身は、体内に潜在的に
 無限キラー細胞を有している。
:そのため、アブリエル同士の戦いにおいて、
 アブリエルが破壊されてしまうケースもある。
:第2次ラグナにおける二体のアブリアルの消滅は、
 これが原因であると言える。

ターミナル20

リリス

:イカロスで生を受けた有機的アンドロイド。
 チルドレン型万能電脳種とも呼ばれる。
:正式名称はPLT-14。
 コードネームとして別名のリリスがある。
:移動型のオンライン型中枢コンピューターの
 機能を備えており、イカロスのマザー電脳にある
 データをリアルタイムに検索して利用できる。
:また、スタンドアローン電脳としても、
 高度な学習能力を持ち、戦闘力においては
 キーパーのおよそ数百倍であるとされる。
:ただし、イカロスの火を始動させた攻撃等は、
 未知数の破壊力であるため、他のイカロス兵とは
 単純に比較できる藻のではない。
:さらに、アブリエルを凌ぐ高度なナノ再生機能を持ち、
 どんなダメージも瞬時に復元する事ができる。
:誕生時には、他者の膨大な記憶をメモリーに
 埋め込まれた状態でロールアウトされているため、
 人格や意志を持って自発的行動ができる。
:第3次イカロ戦役時のリリスにおいては、
 英雄アスカ、魔将サーカスの二人の記憶が
 埋め込まれた状態であった。
:アスカとサーカスの娘であるという創られた記憶は、
 やがて両者の死によって、リリスの心(データ)を
 暴走させるに至ってしまった。
:現在のリリスMK2は、暴走時に破壊されたリリスを
 マザー電脳のバックアップデータによって復元した姿で、
 以前のリリスとは厳密に同じ者ではない。
:しかし、記憶や潜在意識(心)の欠損もほとんどなく、
 暴走時の精神破綻も概ね改善されている。
:メルキオ事件の際、リリスは自らの意思で、
 サウロや一部学徒を救出した。
:また、その後イカロスのシステム制圧や学府創設等、
 サウロに協力し、地上種に対して多大な貢献をしている。
:今でもイカロスでは、彼女でなくては侵入できない区画、
 使用できない特殊機能が多い。
:このように、非常に希少で偉大な存在である彼女だが、
 見た目は14歳の少女であり、その心はさらに幼い。
:また、彼女を創生したエンパスの意思は不明で、
 リリスの存在意義や意図は、謎に包まれている。

プルト

:リリス同様、イカロスで生を受けた有機的アンドロイド。
 チルドレン型万能電脳種とも呼ばれる。
:正式名称はPLT-1~13で、全部で13体存在する。
 コードネームもそれぞれ別に付いている。
:プルトたちはそれぞれ、現在ある13箇所の
 セメタリーの管理者であり、普段はそこを離れる事を、
 システム的に許されていない。
:また、セメタリーの管理者とは言え、
 実質セメタリーに廃棄されているデータのような扱いで、
 隔離空間に幽閉され、孤独な生活を強いられている。
:また、外見も能力もほとんどリリスと変わらないが、
 大きく異なる点は、プルトたちは全員が、
 ほぼスタンドアローン状態で稼働している事である。
:よってオンライン機能は厳しい使用制限を受け、
 リリスのような派手な機能仕様は一切行使できない。
:そればかりか、セメタリー内のシステムの復元、
 とりわけガーディアン(無限種)の修復時には、
 プルトのOSはダウンしてしまう。
:これは、セメタリーのシステムが、
 プルトを停止させる事で自己の付加を
 軽減させようと、自動的に働くためである。
:このような劣悪な環境の下、
 実験的な人格しか与えられていないプルトたちは、
 日々蓄積されるストレスに心を蝕まれていっている。
:しかし、リリスの活躍によるセメタリー開放で、
 現在プルトたちの精神状態は安定に向かっている。

エンパス

:古代エンパイア帝国の女神として崇められた存在。
 その正体は、3人の女帝の思念だと言われている。
:3人の女帝、イモーラ、パトラ、ヨウラは、
 善・中立・悪を司り、それぞれを象徴する
 空中都市を管理していたとも言われている。
:空中都市イカロス、ダロス、ホメロスの3つが、
 古代文献によって地上に伝えられている。
:現在も過去世界の覇者として、時折世界に力を及ぼす。
 その力は絶大で、まさに神と呼ぶにふさわしい。
:また、この星に存在する知生体すべてを創造し、
 多数のオーバーテクノロジーをもたらした者こそが、
 エンパスであるという説もある。
:ちなみに、イカロスロード中枢のアクセスポイントから、
 彼女たちの創った仮想戦闘プログラムに
 アクセスする事ができる。
:そのプログラムの存在意図は不明だが、
 彼女たちの力の一端を知るには十分なプログラムである。

アブリエル

:全ての種に1体だけ存在する生命体の原型種。
 その無限の再生力から、無限種とも呼ばれる。
:オリンピアにおけるすべての生命種は、
 アブリエルを初期型とし、その複製の繁殖、
 交配や改造によって、現在の多様化に至っている。
:またアブリエルには、複製種や亜種にはない
 超越的な力が宿っている。
:まず、最初の特徴として挙げられる能力が、
 ほぼ不老不死であるという事である。
:彼らには老化による死がなく、約100年生きた後、
 100年の眠りについてナノ細胞を代謝させ、
 新たな命としてまた100年生きる。
:ただし、この永遠の命の代償として、
 代謝時に過去100年の記憶を失ってしまう。
:また彼らは、自らを構成するナノ粒子を破壊されない
 限り再生するため、基本的には無限キラー細胞を有する、
 同じアブリエルでなければ殺害する事ができない。
:例外として、イカロスの技術アブリエルイレイザーが
 存在するが、このプログラムはマザーカロンに封印され、
 現在リリスでなければアクセスできない。
:次の特徴として、彼らの超人的なパワーが挙げられる。
 種族にもよるが、彼らの力は山を砕き大地を割るとも
 言われ、古今東西地上種の間では恐れられてきた。
:そのため、特に力の強い高等種のアブリエルたちは、
 自らの力に気づき、それを隠している生きている
 ケースがほとんどである。
:最後の特徴としてに、アブリエルには生殖能力が
 存在せず、子孫を成す事ができない。

無限装置

:マリアセメタリーに、試験的に設置されていた
 アブリエルを生み出すための装置。
:これは、イカロスの無限種大量生産計画の一環として
 作られた装置で、通常種の細胞をナノ粒子レベルで
 再構築して、無限種に改造する仕組みだった。
:しかし、システムが完成する前に理論開発が中止され、
 その研究データの全ては、各セメタリーの
 プルト電脳内に廃棄、保存されるに至った。
:これを全て集め、無限種となろうとした事件が、
 昨今起こった村正静流の一件である。
:現在この装置の2号機が、イカロスの医療区に設置され、
 副作用であるパワーバーストが起こらないレベルでの
 運用が試験的に開始されている。
:試験運用に入るあたって、村正静流の事件の際に
 式部京の学徒たちがプルトたちから収集し、
 リリスにミラーリングされたデータが役立っている。
:このデータなくして、無限装置の試験稼働は、
 実現しなかったと言われ、彼らの功績に対しては、
 無償のシステム提供が行われている。

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