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目次
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ターミナル01
アメージングキューブ
:ロードへの入り口。 :巨大なクリスタル石柱の姿をしている。 :通称キューブ。高さ約600メートル。 :キューブの周りにいくつかの小さなキューブ (=ゲートキューブ)が点在する。
アメージングロード
:異次元フロアで構成された迷路。通称ロード。 :数フロア移動するだけで、空間を大幅に超越し 遠方へ移動することが出来る。 :ロード内のポータルに触れると、別フロア、 もしくはロードから出てゲートキューブへ転送される。
ゲートキューブ
:ロードに入るためのゲート。 ゲートキューブに入るとロード内に転送される。 未接続ロードに対しては、ゲートは起動しない。
イシュラ事件
:トロア暦607年。 イシュラ共和国でクーデターが発生。 :この結果シャングリアの兵力が クーデター軍の手中に落ちてしまう。 :クーデターの目的は、三国会議でも議論され、 その危険性から実現しなかった イカロス探索のための派兵である。 :クーデター軍は、魔軍との冷戦状態を破り、 メルキオロードのほとんどを一時的に制圧する。 :この先制攻撃に対し、ディアブロ軍は 全軍でクーデター軍を粉砕、メルキオロードに侵攻。 :更にクルセイド軍管区のロードにまで攻め入って、 そのいくつかを半ば制圧した。 :これにより聖戦都市シャングリアの兵力の大半が 失われてしまった。 :その後、他の聖戦都市からの兵力補充によって、 魔軍との勢力差の持ち直しが図られたが、 現在もなお劣勢は続いている。
メルキオ事件
:トロア暦608年冬に、 メルキオロード中枢にて発生した大事件。 :準英雄同盟エクスが行った大規模軍事演習にて、 実に数百人に上る参加者全員が忽然と消失。 :英雄同盟の長であり、エクス長官の サウロ・アンダルシアをはじめ、 多くの隊員や学徒たちが帰らぬ者となった。 :事件の調査は、前線を取り仕切る竜王騎士団が 中心となって行ったが、何の成果もなく 翌年春になっても真相は明らかになっていない。 :この事件後、実質的に無人となった準英雄同盟は、、 クルセイドの三国会議によって、クライス王国主導の元 組織解体となってしまう。
ターミナル02
フロアとスレッド
:ロード内の空間は、 基本的には何も存在しない。 :そこにスレッドが呼び出されてフロアとなる。 スレッドは中枢も含め5つのタイプが存在する。
ロードの構造
:基本的にはフロアが連なる形でロードとなる。 :各フロアは転移門と呼ばれるワープポイントに よって繋がっている。 :フロアの構造・繋がり・ゲートの位置は、 すべてイカロス制御であり、変化するものである。 :地上に出るための入出門と呼ばれるゲートは、 ロードの始点と終点にあたる特定のフロアにのみ 出現させる事ができる。 :この入出門は、ゲートキューブ(地上側)から 任意に起動してもらう事で開く。 :過去には開きっぱなしの入出門もあったが、 戦火で破壊され、現在はほとんどが失われている。 :そのため今では、ロードから出る際は、 軍が定める入出門の位置に向かい。 起動してもらう必要がある。 :魔力によって強制的に入出門を起動させ、 基地に帰る方法もある。 :ターミナルの帰還機能や 帰還呪文の効果がそれである。
胎動周期
:ロード内特有の時間概念。 :ロード内の属性は、 火→水→雷→土→闇→光→無でサイクルしている。 この影響を受け、ロード内の生物属性も変化する。 :下等な種族、下級な固体程影響を受けやすく、 逆に高等な者は、影響を受けにくい。 :また胎動周期が及ばないロードも存在する。
魔法動力
:魔法を生み出す基本元素。 火・水・雷・土・闇・光をサイクルさせる事で、 生成するエネルギー。 :取り出したエネルギーの一部で 次のサイクルを起こすため、 エネルギーが無限に生成されていく。 :小さな動力を生むには小型のサイクル、 大きな動力には大型のサイクルが必要。 :ロードのシステムを維持するためには、 特に大きな動力を必要とする。
胎動停滞期
:胎動周期の属性が、一定周期で変化せず、 同じ属性に留まる現象。 :ロードの胎動運動によって生成したエネルギーが、 全キューブ内における最大備蓄量を越えた場合、 エネルギー生成を一時停止しなくてはならない。 :また、停止させた胎動運動を 再起動させるタイミングは、 主にイカロス制御によって管理される。
ターミナル03
クルセイド軍
:トロア大陸の三つの国の連合軍。 :クライス王国、ホト連合、イシュラ共和国の 各国軍によって構成されている。 :クルセイド軍はハウル大陸の魔軍と、 ロードの覇権を巡って 100年に渡って戦い続けている。
ディアブロ軍
:ハウル大陸、ディアブロ国の軍隊。 通称魔軍。 :魔王を頂点としたこの軍隊は、 人類を超越した魔族が多くの獣人族を率い、 クルセイド軍と戦い続けている。
イカロス軍
:ロードや空中都市イカロスの叡智を 守るために存在する軍隊。 :イカロスフォースと呼ばれる 機械兵団などがその主力である。
竜王騎士団
:ディアブロ軍との戦争において、 クルセイド軍の前線師団として戦う精鋭兵団。 :騎士団総統のレオン・ギルガメッシュ将軍は、 各方面軍より、自分の配下になる精鋭兵を集め、 この騎士団を作り上げた。 :ゆえに、レオン将軍の私兵集団とも噂される。 団員には、戦いに明け暮れる猛者が多く、 目的のために手段を選ばない冷徹さも有名。 :また、メルキオ事件の調査では、 竜王騎士団が全面的に調査を行ったが、 事件は未解決のままである。 :エクス解体案が三国会議に提出された際、 ホト連合国の反対意見を押し切って、 レオン将軍は解体賛成を主張したと言う。
準英雄同盟エクス
:孤高の英雄同盟と志を共有し、 明日の英雄を育成するための組織。 :各国の聖戦学府より、素養のある学徒を集め、 軍属ではない若い英雄候補生として、 様々な任務に従事させる。 :王女誘拐事件の解決や空中都市イカロスとの 交流など、その功績は世界にとって 非常に大きなものであった。 :しかし、メルキオ事件にて、長官をはじめ 同盟の隊員のほとんどがいなくなり、 クルセイドの三国会議の決定で解体となった。 :組織としてはなくなったが、 解体に反対し、クルセイド軍を離脱した ホト連合国にて、その精神は守られている。
ターミナル04
大気循環スレッド
:ロード内の大気を循環させ、 環境を保つためのスレッド。 :外気を取り込む空調機が終日稼働し、 比較的広い空間や長い通路で構成されている。 :強い大気の流れによって、 歩行の自由を奪う移動空間が多い。
生態監察スレッド
:ロード内に進入した生物を 隔離・飼育・監察するためのスレッド。 :ガラス張りの容器のような部屋で構成され、 その中で生物の飼育を行っている。 :魔力を持つ生物の能力を抑止するために 呪文禁止域になっていることが多い。
胎動冷却スレッド
:胎動周期システムによる不要な熱エネルギーを 冷却するためのスレッド。 :浅水域や深水域が多く、 冷却水に落下した生物が溺死する場合が多い。 :深水域と呪文禁止域が混在するブロックの目視には 魔力による透視を用いる必要がある。
兵器待機スレッド
:イカロス軍の機械兵器・生物兵器が、 多く配備されているスレッド。 :進入してくる地上種を利用して、 テスト段階の兵器の実験を行っている。
中枢スレッド
:古代文明の謎が残っているフロア。 管理者しか入れない領域がある。 :管理者領域にはゲートキーパーが 配置されており、地上種がイカロスと コンタクトする数少ない手段となっている。 :そのため、イカロス軍やディアブロ軍の 指揮官が駐留し、ロードの支配率を巡って、 激しい戦闘が行われるスレッドでもある。
ターミナル05
クライス王国
:首都:エルファレム 政治:専制君主制 宗教:クリス教 :トロア大陸最大の国家で、産業・経済の中心である。
ホト連合
:首都:羅沙羅(らさら) 政治:立憲民主制 宗教:沙華教(しゃかきょう) :数十個の小国から成る連合国。 トロア大陸中央に位置し、最も多様な種族が行き交う。 :イカロスの存在をほとんど信じて折らず、 魔軍との戦いに固執している。
イシュラ共和国
:首都:メルッカ 政治:大統領制 宗教:スーラム教 :ツタン、モナリ、ミロスの3国から成る共和国。 トロア大陸南に位置し、最も信仰に厚い。 イカロスの存在を信じ、約束の地と呼んでいる。
魔国ディアブロ
:首都:ダロス 政治:魔軍を頂点とする階級制 宗教:不明 :南半球にあるハウル大陸の国家。 その他情報はデータ不足により不明。
古代文明
:はるか昔に存在した超文明。 正式にはエンパイア文明という。 :高度な魔法と科学技術によって、 様々なテクノロジーを生み出した。 ロードやキューブも古代文明の産物である。 :現在の文明では、この古代のテクノロジーを 可能なかぎり利用している。
ターミナル06
フロアの機構1
:フロア内の特殊ブロック。 :漏電床と漏電壁は、 余分な胎動動力の放出ブロックであり、 常に電流が放射されている。 :回転空間は空間を変異させる事により、 進行方向を狂わせる。 :移動空間は何らかの強い力によって 強制的に移動させられてしまう空間である。 :漏電床は浮遊呪文や能力によって回避出来るが、 回転床や移動空間は、浮遊では回避出来ない。
フロアの機構2
:フロア内の特殊ブロック。 :強制暗黒域は一切の光を遮断し、 呪文禁止域は魔力を完全に消滅させる。 :また、敵兵警戒域はガーディアンや敵兵との 遭遇率が高い範囲を表している。 :主にフロアの中心部が、 その領域となるケースが多い。
フロアの機構3
:フロア内の特殊ブロック。 :深水域は胎動動力の冷却水を貯めたブロックである。 水中に落下した場合は、冷却水の特性で、 ほとんどの生命体を溺死させてしまう。 :深水域への進入方法の一つは、 浮遊呪文レビフェイトで、 浮遊能力を付与する事。 :ただしこの呪文効果は、 敵の呪文無効化の呪文で失う場合もある。 :また、浮遊能力が付与されたアイテムを、 装備する事でも進入が可能。 :ちなみに、フェアリーに代表される 浮遊能力を持つ種族でも侵入可能である。
フロアの機構4
:進入不可能な深水域だが、 扉の向こうが深水域である場合 進入する事が出来る。 :飛行出来ない種族は そのまま溺れ、死亡してしまう。 :そのためロード進撃の際は レビフェイトを使う事が鉄則である。
フロアの機構5
:フロア内の特殊な罠。 :ロードの往来者の物資略奪に対する制裁システム。 :フロアに落ちている物資の中には、 特殊な罠が仕掛けられている場合がある。 :マップイーターと呼称されるそれは、 主に該当探索ロード用のマップを奪ってしまう罠で、 その回避は地上種にとって不可能である。 :また、ロードの進行を困難にする 左右の往来が不可能なセパレートフロアが存在する。 :この場合、左右の区画に存在する制御スイッチを 押すために、マップの左右両方から2度進入するか、 もしくはランダムでの逆方向の再配置を待つしかない。
ターミナル07
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聖戦都市
:魔軍やワイバーンの脅威に備えて作られた要塞都市。 トロア大陸の3つの国家にそれぞれ1つ存在する。 :クライス王国のアーレハイン、ホト連合の式部京、 イシュラ共和国のシャングリアがそれである。 :どの都市も約100年前のキューブの発見と共に、 キューブを中心に建設されている。 :都市では戦闘や魔術の研究が行われ、 ロードを巡る戦争の拠点となっている。 :第2次イカロ戦役後から、主に若者を対象とした 兵士育成学校の運営に力を入れている。
聖戦学府
:通称学府。 聖戦都市にある兵士育成のための学校。 :この学校では、各学科に対応した授業が行われ、 卒業生は各地の戦いで大きな戦果をあげている。 :聖戦学府でもっとも規模が大きいのは、 クライス王国のアーレハイン学府である。 :しかし、メルキオ事件にて多くの学徒が 行方不明になり、現在ではアーレハイン学府と 式部京学府は、ほぼ同等規模と行ってよい。
アーレハイン聖戦学府
:クライス王国の聖戦都市にある学府。 校長サウロ・アンダルシアが、 メルキオ事件にて行方不明になっている。 :現在はダミアス・ババロッティ教頭が 校長代理を務める。 :聖戦学府の中でもっとも規模が大きく、 優秀な生徒が集まるエリート校として名高い。
式部京聖戦学府
:ホト連合の聖戦都市、式部京にある学府。 強い精神を培う教育に特化している。 :そのため、この学府出身の兵たちが持つ 不屈の精神は、魔軍に恐れられている。
シャングリア聖戦学府
:イシュラ共和国の聖戦都市、シャングリアにある学府。 :古代文明に対する信仰が厚く、魔術の研鑽においては 他の学府からも一目置かれている。
ターミナル08
セメタリー
:イカロスやロードにおける不要なデータや物質、 あるいはエネルギーを保存する巨大な媒体空間。 :データ転送の回線が貧弱で、 ロードに比べ様々な機能制限を受けている。 :そのため、別名データの墓場、檻などと呼ばれ 不要物の処分場のようなイメージが強い。 :現在はロード中枢にセメタリー用の転移門が 開設され、外部からの進入が可能になっている。 :しかし、セメタリーの管理者やキーパー達は、 イカロスのシステムによって外界との交流が禁止、 遮断され、データ管理のため使役されている。 :各セメタリーの情報は、 セメタリーキーパーへのアクセスによって閲覧可能。 特に管理者用のリードキーは、有用な情報である。
ロード通信
:ゲートキューブやロード内の壁に、 特殊な機器を接続して用いる通信技術の事。 :送信を行うには機器の運用が必要なため、 通信隊を内包する大部隊でなければ不可能である。 :しかし受信は機器が不要なため、 主に小隊への連絡に使用される。 :受信中は、ロード内に送信側の像が浮かび、 双方向の通信ができる。
通信用識別印
:ロード通信時にトレースができるように、 兵士や学徒全員につけられる目印。 :個人認識票と特殊塗料を魔法合成し、 肌に塗る事で、通信機器に反応するようになる。 :信号を返す際に、ソナーのように 周りの情報を抽象的に映し出す役割もある。
トレース
:クルセイド軍はロード内にいる小隊の状態を、 通信技術によってトレースすることが可能である。 :トレースによって位置と周囲の簡単な状況がわかる。
軍隊の編制
:クルセイド軍ではディアブロ軍との戦争において ロードの1ブロック約8メートル四方のスペースに 応じた隊の編制を確立させている。 :ロードの通路に対応した最小編制が小隊であり、 これが隊員6名によって構成される。 :さらに各ブロックのスペースに対応した中隊は、 3つの小隊を統合した規模。 :中枢のような広大な広間には、 3個中隊を統合した大隊があたる。 :さらに演習や過去の大規模地上戦においては、 連隊や師団規模の大軍編制もあったが、 ロード内では必要がない編制である。 :また、中規模編制の隊には、偵察隊や衛生隊など、 サポート専用の特化隊が編入される事が普通である。
ターミナル09
聖戦条約
:第2次イカロ戦役によって、 多くのゲートキューブが破壊された。 :そのため、クルセイド軍とディアブロ軍は、 キューブ周辺を中立地帯とする聖戦条約を結んだ。
中継点
:キューブがある世界各地のポイント。 :キューブ周辺には、そこへ侵入するための ゲートキューブがいくつも点在する。 :しかし、中継点周辺の地上での戦いにおいて そのほとんどが破壊され、現在は数少ない。 :そのため聖戦条約が結ばれ、中継点の地上における 戦闘は禁止され、中継地帯となっている。
野営地
:中継点の付近にはクルセイド軍、 ディアブロ軍双方の野営地が存在する。 :中継点の周囲は聖戦条約で中立地帯であるため、 その周辺に作られている。 :野営地の規模は中継点の環境によって変化する。
行商
:聖戦都市と中継点、あるいは地方都市を往来し、 不足物資や特産品を売る商人。 :中継点では、その地方に合った特産品が並び、 また、そこに駐留する者のニーズに合った品が多い。 :行商が売る品には必ず、支配率に応じた相場が かかっており、また階級に応じた値引き謎、 商人ギルドの徹底した商法が伺える。 :この行商たちが、所属する大規模ギルドは、 大陸西のワルサー商会と大陸東の王商会が、 トロア大陸2大ギルドとして有名。
天竜召喚
:地上種から天竜とよばれるイカロスの旅客機。 天竜召喚札という切符で呼び出し、 遠方の中継点まで瞬時に運んでもらう事が可能。 :天竜召喚札はイカロスの住人や電脳種が、 移動のために所持している事が通常だが、 昨今地上にも流出してしまっている。 :天竜の正体は、惑星間航行用戦闘機であり、 超光速転移はもちろん、高い戦闘能力も有する。
ターミナル10
古の邂逅
:トロア暦505年。 トロア大陸とハウル大陸で ほぼ同時期にロードが発見された。 :ロードの探索を開始した2つの大陸の住人が 接触を果たした事が古の邂逅と呼ばれている。 :これを発端として、人と魔族は争いをはじめ やがてこれが大規模な戦争へと発達していく。
イカロ戦役
:クルセイド軍と魔軍との戦争の名称。 :約100年前のキューブ発見時より、 トロア大陸の人類とハウル大陸の魔族間で勃発。 :ロードや空中都市イカロスを巡る戦争であるため、 イカロ戦役と呼ばれている。
クルセイド軍結成
:トロア暦535年。 第1次イカロ戦役はディアブロ軍の 優勢のまま進んでいた。 :危機に瀕したトロア大陸の3国は、 軍事同盟を結ぶことにした。 これによりクルセイド軍が誕生した。
史上最大の劣勢
:トロア暦607年以来、イシュラ事件によって、 クルセイド軍管轄のロードは手薄になり、 これまでにない危険な状態となった。 :そこで三国会議にて、 各聖戦学府の学徒の実践投入が検討された。 :これは年齢やカリキュラムの消化にかかわらず、 素養のある者に軍位を与え、派兵する物であった。 :これの法案は可決され、 学徒の実践投入が開始された。
孤高の英雄同盟
:剣と魔法と運に愛され、 優れた人格を持つ英雄たちが結成する同盟。 :英雄の称号は、イカロ戦役などの戦乱で、 聖人たる活躍をした者に与えられる。 :本人の意志とは関係なく授与されるため、 自らが英雄である事を知らない者もいる。 :メンバーは、各聖戦学府の校長たちをはじめ、 総数約10名で構成されている。 :リーダーは、サウロ・アンダルシア。 彼は同時にエクス長官でもある。 :第3次イカロ戦役にて 戦死したアスカ・ジュラルドも 英雄同盟のメンバーであった。
ターミナル11
第1次イカロ戦役
:トロア暦530~567年。 :ロード内の覇権をめぐる偶発戦から勃発。 小規模ながら長期化する。 :これ以降、ディアブロ軍との大規模な戦闘や 長期化する戦争をイカロ戦役と呼ぶようになった。
第2次イカロ戦役
:トロア暦588~601年。 ロードの覇権を巡る大規模な戦争。 :全中継点を舞台に、これまでにないほどの 大規模な地上戦が行われた事で知られる。 :その激しい戦闘の結果、 多くのゲートキューブが破壊された。
ラグナ
:第2次イカロ戦役の時、レオンの部隊が ディアブロ軍領深くに孤立した。 :それを単独救い出したのが、 アブリエルの力を解放したアスカである。 :アスカと戦った魔軍の前線司令官サーカスは、 同じくアブリエルである自らの力を解放し、 アスカをたった1人で食い止めた。 :神に等しき者たちの戦いは丸1日にもおよび、 これを止める為、英雄サウロは自ら戦地へ赴いた。 :このアブリエル同士の戦いを俗にラグナ、 正式には第1次ラグナと呼んでいる。
第3次イカロ戦役
:トロア暦608年に起きた、 クルセイド軍とディアブロ軍の大規模戦闘。 :中継点イカロスの足において、 歴史上初のイカロスロードの開放が確認され、 このロード往来の覇権をかけて両軍は争った。 :イカロスの足を中心にクルセイド軍と ディアブロ軍の大軍がにらみ合いを続けたが、 小競り合いが多く、大規模戦には至らなかった。 :これはイカロスロードへ進入出来る者が、 イカロスの電脳種から選ばれた 特定の人物であったためでもある。 :この時イカロスロードに進入した者は、 アーレハイン学徒数名と英雄同盟のアスカ、 そしてディアブロ軍の将サーカスであった。 :この後に第2次ラグナが起こり電脳種が暴走、 イカロスの火が聖戦都市へと降り注ぎ、 都市に傷跡を残す大きな被害を与える。
第2次ラグナ
:第3次イカロ戦役で、イカロスロードへ招待された 英雄同盟のアスカと魔将サーカスの両名は、 お互いに無限の命と力を持つアブリエルであった。 :イカロスの記録によれば、 彼らは前世紀において恋人同士であったと言う。 :しかし100年の眠りの後、 記憶を失った両者は敵同士となり、 戦いを繰り広げるようになった。 :第2次ラグナの戦闘において、 両者はアブリエルの力のすべてを解放し、 お互いの剣に相打ちとなって倒れた。 :この時、アスカを母、サーカスを父という記憶を 与えられて誕生、育成された電脳種リリスは、 戦いを止めようとしたが、間に合わなかった。 :両親の死を前にしたリリスは、 悲しみのあまり暴走し、イカロスの火によって、 世界のすべてを破壊しようとした。 :しかし、そこへ駆けつけた数名の学徒によって リリスは破壊され、世界は破滅の危機を免れた。 :これがイカロスロードから第3次イカロ戦役、 そして、それゆえに起きた第2次ラグナに始まる 悲劇の戦いの顛末である。
ターミナル12
魔軍の生態兵器
:ブロブやバジリスクなどのクリーチャーは、 ディアブロ軍が作り出した生物兵器である。 :また、トロールやオーガを改造したものが、 サイクロプスやミノタウロスである。 :ちなみに、トードは軍の食料用に 飼育されていたのが脱走したものである。
魔軍の編制
:魔軍はゴブリンやトロールなどの雑兵部隊を、 レッサーデーモンやグレーターデーモンなどの 魔族が指揮する形で編制されている。 :また、本来ディアブロ軍には所属しない レイバーロードやヴァンパイアも現在は、 魔族に協力している。
魔軍の温存兵
:これまでの戦争において、ディアブロ軍内で 北大陸戦線への投入が先送りになっていた兵力。 :魔族の幼生グレムリンやオーク族やオーガ族、 また、新型機械兵のミノタウロスがそれである。 :さらに、指揮官クラスではあるが、 あえて組織行動をしない最高貴族階級者、 フラックの姿も見かけるようになった。
四天魔
:ディアブロ国を統治する魔王につかえる4人の重鎮。 政治や軍事はもちろん、その絶大な権力で 多くの臣や兵を統率し、国を動かしている。 :第2次ラグナで亡くなった魔将サーカスも 四天魔の一人であり、主に生きた兵を統べる 将軍であったとされる。 :毒婦の異名を持つパンドゥーラは、 死者を呪縛して、統治する能力に長け、 100万の死者を奴隷として使役している。 :また、魔の宰相と言われる アウランゼブ老は、ディアブロの政治を 一手に統括し、管理していると言われる。 :最後の一人は、ディアブロ内でも その姿を見た者はあまりなく、 正体不明の天魔と呼ばれている。 :現在はサーカスの死によって、 四天魔の椅子は一つ空いた状態であり、 新将軍の誕生が噂されている。
アークス
:魔王の分身と言われている魔の人形。 :アークスは、外装となる拘束機の中に 魔族や獣人族の精鋭兵を取り込んだものである。 :精鋭兵はグレーターデーモンを 使用する事がほとんどだが、 実験機としてゴブリンアークス等も存在する。 :取り込まれた兵は魔王の完全なるくぐつとなり、 魔王として大部隊を指揮する。 :アークスの強さは上級の魔族すら軽く凌駕し、 クルセイド軍の最大の脅威となっている。
ターミナル13
イカロスの足
:幻の空中都市イカロスが、 周期的に降りてくるという伝説がある場所。 :大洋にポッカリと大穴を開けたような 巨大なブルーホールに、キューブが立っている。 :古の時代より、 イカロスに行くための唯一の道が、 このキューブであると伝えられている。 :そのため、イカロ戦役においては激戦地となった。
イカロスの兵器
:キーパーやゴーレムなどのイカロスフォースは、 イカロスの機械兵器であり、主にロードの ガーディアンとして配備されている。 :中でも最強のガーディアンであるワイバーンは、 高度なプログラムが組み込まれている。
キーパー
:アメージングロード内の管理のために 配置されている機械兵。 :イカロスの命令によって地上種の調査研究、 場合によっては排除を行う。 :戦闘力は非常に高く、 1機でクルセイド軍の中隊と渡り合える。 :指揮官タイプと量産タイプがあり、 様々な機能を兼ね備えている。 :大量のキーパーが、 配備されているスレッドもある。
ワイバーン
:惑星オリンピアでは、 地上種をはるかに超越した存在として、 竜族が存在している。 :中でも最強種のワイバーンは、 オリンピアの空と海を完全に支配している。 :ワイバーンは古代文明のガーディアンであり、 ロードに配置された最強のイカロス兵でもある。
竜の支配領域
:ワイバーンは海と空を支配しており、 領域に進入した者は必ず掃討される。 :そのため、トロア大陸とハウル大陸間の 海を越えての往来は不可能とされている。 :ゆえに、ロードの覇権を巡って戦争がおきている。
ターミナル14
式部神祭
:式部地方の守護神である、 朱雀、青龍、玄武、白虎の四神に対して、 五穀豊穣や天下泰平を感謝する祭り。 :この祭りは式部京の街全体をあげて行われ、 式部神社や式部本願寺を中心に露店が立ち並び、 目抜き通りを山車が走る。 :また、夜には花火大会や盆踊りもあり、 式部京に住む者にとってこの上ない 大イベントとなっている。
伝説の桜
:第2次イカロ戦役へと出征する学徒たちが、 学府の片隅に植樹した千年桜。 :通常の桜より長く花を咲かせ、 色合いも独特の美しさを持っている。 :学徒たちの秘密の告白スポットとして 利用される事が多い。 :現在の式部京学府には、この桜の植樹の いきさつを知る者はほとんどいない。
アーレハイン王家
:クライス王家の正統王家。 数百年前の建国時代より続く由緒ある家計で、 王家となる前から存在している。 :そのため、マーフィーの姓を持つ貴族は多く、 正統王家の他に五大家と呼ばれる 王族連合も組まれている。 :現在のマーフィー13世は、 12世の悪政を廃して王位に就いた事もあり、 民衆からは善政の君主として人気がある。
イシュラ王家
:イシュタル・アリ・バフォメットの 3家から成るイシュラ共和国王家。 :現在イシュラの元老院や議会を統べるのは イシュタル家であり、アリやバフォメット家は、 それほどの力を持っていない。 :イシュラ事件後、イシュタル王が病に倒れたため、 王子が冠をいただく日が待たれている。 :しかし、目下イシュタル家の王子二人は、 シャングリアから式部京へ留学中である。
ターミナル15
オリンピア
:水と緑の惑星。 北半球にトロア大陸、南半球にハウル大陸が存在する。 :ハウル大陸はかつてエンパイア文明が栄えたが 空中都市イカロスの攻撃により破壊され、 その影響で現在も汚染されている。 :また、空と海はワイバーンが支配しているため、 大陸間の交流はロードを通じてしか行う事が出来ない。
トロア大陸
;惑星オリンピアの北半球にある巨大な大陸。 南西部は海に浸食され、三日月型となっている。 :大陸西部にクライス王国、東部にホト連合、 南部にイシュラ共和国が存在する。 :北部には永久氷河、中央部には6000メートル級の アリテト山脈、南部には広大はカラバ砂漠がある。 :気候的には、北部が寒帯、 中部が温帯、南部が熱帯となっている。
アビス海・アトラ海
:トロア大陸に南岸と火山島群に囲まれた海を アトラ海と呼んでいる。 :この海域には竜の支配が及んでいないため、 トロア大陸諸国間の交易航路に利用されている。 :これはアトラ海にある火山島 アトランハーツからの煙を竜が嫌っており、 近づかないためだと信じられている。 :また、ハウル・トロア両大陸の外に 広がっている外洋をアビス海と呼んでいる。 :この海域は、アトラ海とは異なり、 完全に竜の支配領域であり、 侵入したすべてのものは掃討される。
ハウル大陸
:惑星オリンピアの南半球にあるドーナツ状の大陸。 大陸の大部分が円状の巨大な内海であり、 中央大陸にも内海がある。 :魔族や幻獣、獣人たちが多く生息し、 独自の生態系が確立されている。 :ハウル大陸の存在は、 長い間トロア大陸の人々には知られていなかった。
ディラック海
:南半球、ハウル大陸にある広い内海。 :この海は元々は陸地であったが、 イカロスの攻撃や大規模な地殻変動によって、 広範囲に渡って水没したものである。
ターミナル16
なし?
ターミナル17
エンパイアの誕生
:ハウル暦1999年。 ハウル大陸にエンパイアという国家が誕生した。 :エンパイア人たちは、女神の教えに基づき、 魔族や獣人族を労働力として使役し、 高度な文明社会を形成、領土を広げていった。
エンパイア暦
:ハウル大陸に人類種による最初の国家が 誕生した年に改名された暦法。 :エンパイア暦以前は、 ハウル暦と呼ばれ、年号はこれを引き継いでいる。 :イカロスの暴走によるエンパイア滅亡は3501年。 この年でエンパイア暦は終わる。
魔法革命
:エンパイア暦2332年。 女神によって、魔法動力などの魔法技術に、 革命的進化がもたらされた。 :この技術革新は、 社会構造にも大きな変化をもたらした。 :キューブやロードの空間超越技術も、 この時考案され実用化された。
魔族の乱
:エンパイア暦3311年。 帝国の奴隷として使役されていた魔族が 獣人族などを率いて反乱を起こした。 :反乱は魔族たちの独立戦争へと発展し、 この後約200年の長きに渡り争いが続いた。 :戦乱の最終局面においては、 魔族軍が優勢となり、ダロスの制圧にまで至る。
ディアブロの誕生
:エンパイア暦3314年。 魔族の国家ディアブロが誕生。 :エンパイア帝国に対する独立戦争の最中、 反乱軍が建てた国家。 :この国家はイカロスの暴走によって、 一時急激な衰退に見舞われる。 :しかし後に空白の数百年を乗り越え、 魔国ディアブロの前身となった。
ターミナル18
イカロスの暴走
:エンパイア暦3501年。 :空中都市イカロスが謎の暴走。 敵味方を問わず、双方の領土を攻撃し、 ハウル大陸全体を破壊した。 :特に首都ダロスに対しては、 徹底した攻撃が繰り返され、汚染された周辺は エンパイア人にとって有害な土地となった。 :この結果、エンパイア文明は滅亡の道を辿った。
エンパイア文明
:ハウル大陸に存在した古代文明。 空中都市イカロスの攻撃により壊滅した。 :大いなる支配者エンパスを崇め、 様々な超的産物を生み出した。 :ロードやキューブを始め、 多くの遺産がそれである。
空白の数百年
:エンパイア滅亡後の数百年間を指す。 この間惑星オリンピア上に国家は存在しなかった。 :また、文字による記録もほぼ残っていないため、 何があったか定かではない。
新世紀
:空白の数百年を乗り越えた後、 トロア大陸では古エンパイア人たちが、 ハウル大陸では魔族たちが国家を再建した。 :これ以降の時代を新世紀と呼ぶ。
トロア暦
:新世紀以後、トロア大陸で 最初の国家が誕生した時を元年とする暦法。 :現在はトロア暦609年である。
ターミナル19
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イカロスの航路
:イカロスは惑星オリンピアの衛星軌道を周回している。 :地表から見た場合、現在の航路は トロア大陸とハウル大陸の境界にあたる 海を縦断する形になっている。 :その航路の中継点にあたるのがイカロスの足である。
イカロスの火
:ハウル大陸を焦土と変えたイカロスの超兵器。 :衛生軌道上に存在するイカロスから光の柱が降り注ぎ、 全てを焼き尽くしてしまう。 :ハウル大陸に存在するドグマ海は、 イカロスの火によって出来たクレーターである。 :第3次イカロ戦役において、 暴走した電脳種リリスが、イカロスの火を起動。 :その光は、3つの聖戦都市に降り注ぎ、 都市内に大きなクレーターを残す程の 多大な被害をもたらした。
空中都市イカロス
:エンパイア暦3498年。 :ディアブロ群に対抗するため、 エンパイア人は首都ダロス付近に埋もれていた 古代都市イカロスを浮上させた。 :この時イカロスは、ディアブロ軍に占領された 首都ダロスに対し、最大出力のイカロスの火を照射。 :その破壊力は、ダロスだけでなく、 ハウル大陸のほとんどを焼き尽くした。 :また、この攻撃による地殻変動によって、 ディラック海と汚染されたドグマ海が生まれた。 :これ以後、イカロスはその本来の姿である 地上種に恐れられる衛星都市(コロニー)として、 オリンピア軌道上を周回するようになった。 :しかし長い間、 イカロスは沈黙したまま軌道上を周回し、 地上種に対する干渉はカ皆無であった。 :そのため、イカロスの脅威は 人々に忘れ去られていった。 :現在では、エンパイアの叡智の全てが 眠る地という伝説のみが残り、 イカロ戦役の原因となっている。
イカロス聖戦学府
:空中都市イカロスにおいて、エクス長官サウロが 創設した新しい学府。 :メルキオ事件以後、解体となっていたエクスが 復活した事で、新しい隊員を育成するための 専用学府として期待されている。 :現在は学府が開いて間もないため、 学府入学志願者ではなく、エクス隊員を募集している。 :今後学府の本格的運営に際して、 イカロス聖戦学府専属の教師陣、運営要員の 勧誘や募集が行われる予定となっている。 :この際、サウロはエクス長官と学府校長を兼任し 英雄同盟の本拠地もここに移転して活動すると 言われているが、今後の展開はまだ不明である。 :また、イカロス学府は、民間人や魔族をも許容して、 有能な人材を育成していくとの理念を掲げている。 :まだ魔族からのコンタクトはないが、 今後のディアブロ国からの接触や動向に 注目が集まっている…。
消滅の陣
:アブリアル(無限種)特有の無限再生細胞に、 強力な分解ダメージを与える化学現象。 :ナノ粒子を有機体に付着(付与)させる事で、 化学反応を起こして、無限キラー細胞が生成される。 :この無限キラー細胞は、それを付与された者の 力や意思に応じて形を変容させ、無限細胞を 破壊する武器となる。 :なおこれは、アブリエル消滅に特化させて 開発された技術であり、攻撃手段としての汎用性は低い。 :しかし現在、暴走したアブリエルを止める 手段として開放されている技術は、これのみである。 :また、アブリエル自身は、体内に潜在的に 無限キラー細胞を有している。 :そのため、アブリエル同士の戦いにおいて、 アブリエルが破壊されてしまうケースもある。 :第2次ラグナにおける二体のアブリアルの消滅は、 これが原因であると言える。
ターミナル20
リリス
:イカロスで生を受けた有機的アンドロイド。 チルドレン型万能電脳種とも呼ばれる。 :正式名称はPLT-14。 コードネームとして別名のリリスがある。 :移動型のオンライン型中枢コンピューターの 機能を備えており、イカロスのマザー電脳にある データをリアルタイムに検索して利用できる。 :また、スタンドアローン電脳としても、 高度な学習能力を持ち、戦闘力においては キーパーのおよそ数百倍であるとされる。 :ただし、イカロスの火を始動させた攻撃等は、 未知数の破壊力であるため、他のイカロス兵とは 単純に比較できる藻のではない。 :さらに、アブリエルを凌ぐ高度なナノ再生機能を持ち、 どんなダメージも瞬時に復元する事ができる。 :誕生時には、他者の膨大な記憶をメモリーに 埋め込まれた状態でロールアウトされているため、 人格や意志を持って自発的行動ができる。 :第3次イカロ戦役時のリリスにおいては、 英雄アスカ、魔将サーカスの二人の記憶が 埋め込まれた状態であった。 :アスカとサーカスの娘であるという創られた記憶は、 やがて両者の死によって、リリスの心(データ)を 暴走させるに至ってしまった。 :現在のリリスMK2は、暴走時に破壊されたリリスを マザー電脳のバックアップデータによって復元した姿で、 以前のリリスとは厳密に同じ者ではない。 :しかし、記憶や潜在意識(心)の欠損もほとんどなく、 暴走時の精神破綻も概ね改善されている。 :メルキオ事件の際、リリスは自らの意思で、 サウロや一部学徒を救出した。 :また、その後イカロスのシステム制圧や学府創設等、 サウロに協力し、地上種に対して多大な貢献をしている。 :今でもイカロスでは、彼女でなくては侵入できない区画、 使用できない特殊機能が多い。 :このように、非常に希少で偉大な存在である彼女だが、 見た目は14歳の少女であり、その心はさらに幼い。 :また、彼女を創生したエンパスの意思は不明で、 リリスの存在意義や意図は、謎に包まれている。
プルト
:リリス同様、イカロスで生を受けた有機的アンドロイド。 チルドレン型万能電脳種とも呼ばれる。 :正式名称はPLT-1~13で、全部で13体存在する。 コードネームもそれぞれ別に付いている。 :プルトたちはそれぞれ、現在ある13箇所の セメタリーの管理者であり、普段はそこを離れる事を、 システム的に許されていない。 :また、セメタリーの管理者とは言え、 実質セメタリーに廃棄されているデータのような扱いで、 隔離空間に幽閉され、孤独な生活を強いられている。 :また、外見も能力もほとんどリリスと変わらないが、 大きく異なる点は、プルトたちは全員が、 ほぼスタンドアローン状態で稼働している事である。 :よってオンライン機能は厳しい使用制限を受け、 リリスのような派手な機能仕様は一切行使できない。 :そればかりか、セメタリー内のシステムの復元、 とりわけガーディアン(無限種)の修復時には、 プルトのOSはダウンしてしまう。 :これは、セメタリーのシステムが、 プルトを停止させる事で自己の付加を 軽減させようと、自動的に働くためである。 :このような劣悪な環境の下、 実験的な人格しか与えられていないプルトたちは、 日々蓄積されるストレスに心を蝕まれていっている。 :しかし、リリスの活躍によるセメタリー開放で、 現在プルトたちの精神状態は安定に向かっている。
エンパス
:古代エンパイア帝国の女神として崇められた存在。 その正体は、3人の女帝の思念だと言われている。 :3人の女帝、イモーラ、パトラ、ヨウラは、 善・中立・悪を司り、それぞれを象徴する 空中都市を管理していたとも言われている。 :空中都市イカロス、ダロス、ホメロスの3つが、 古代文献によって地上に伝えられている。 :現在も過去世界の覇者として、時折世界に力を及ぼす。 その力は絶大で、まさに神と呼ぶにふさわしい。 :また、この星に存在する知生体すべてを創造し、 多数のオーバーテクノロジーをもたらした者こそが、 エンパスであるという説もある。 :ちなみに、イカロスロード中枢のアクセスポイントから、 彼女たちの創った仮想戦闘プログラムに アクセスする事ができる。 :そのプログラムの存在意図は不明だが、 彼女たちの力の一端を知るには十分なプログラムである。
アブリエル
:全ての種に1体だけ存在する生命体の原型種。 その無限の再生力から、無限種とも呼ばれる。 :オリンピアにおけるすべての生命種は、 アブリエルを初期型とし、その複製の繁殖、 交配や改造によって、現在の多様化に至っている。 :またアブリエルには、複製種や亜種にはない 超越的な力が宿っている。 :まず、最初の特徴として挙げられる能力が、 ほぼ不老不死であるという事である。 :彼らには老化による死がなく、約100年生きた後、 100年の眠りについてナノ細胞を代謝させ、 新たな命としてまた100年生きる。 :ただし、この永遠の命の代償として、 代謝時に過去100年の記憶を失ってしまう。 :また彼らは、自らを構成するナノ粒子を破壊されない 限り再生するため、基本的には無限キラー細胞を有する、 同じアブリエルでなければ殺害する事ができない。 :例外として、イカロスの技術アブリエルイレイザーが 存在するが、このプログラムはマザーカロンに封印され、 現在リリスでなければアクセスできない。 :次の特徴として、彼らの超人的なパワーが挙げられる。 種族にもよるが、彼らの力は山を砕き大地を割るとも 言われ、古今東西地上種の間では恐れられてきた。 :そのため、特に力の強い高等種のアブリエルたちは、 自らの力に気づき、それを隠している生きている ケースがほとんどである。 :最後の特徴としてに、アブリエルには生殖能力が 存在せず、子孫を成す事ができない。
無限装置
:マリアセメタリーに、試験的に設置されていた アブリエルを生み出すための装置。 :これは、イカロスの無限種大量生産計画の一環として 作られた装置で、通常種の細胞をナノ粒子レベルで 再構築して、無限種に改造する仕組みだった。 :しかし、システムが完成する前に理論開発が中止され、 その研究データの全ては、各セメタリーの プルト電脳内に廃棄、保存されるに至った。 :これを全て集め、無限種となろうとした事件が、 昨今起こった村正静流の一件である。 :現在この装置の2号機が、イカロスの医療区に設置され、 副作用であるパワーバーストが起こらないレベルでの 運用が試験的に開始されている。 :試験運用に入るあたって、村正静流の事件の際に 式部京の学徒たちがプルトたちから収集し、 リリスにミラーリングされたデータが役立っている。 :このデータなくして、無限装置の試験稼働は、 実現しなかったと言われ、彼らの功績に対しては、 無償のシステム提供が行われている。