*融資のポイント [#v48a714b] &size(20){&color(Red){''無計画な長期融資は受けるべきではない。''};};~ 借金の返済額のうち元本(=借りた金額)は費用としては計上されないため、返済する額を確保するために多額の法人税を納める必要が生じる場合や、返済できたはいいものの、翌年に多額の税金を支払わなければいけない場合が多い。~ ''長期融資を受ける場合は、株式公開、もしくは公募増資で一気に返済資金を集められる見込みが必要になる。''借りる場合は、銀行の株を買って優待を受けておくこと。~ なお、元本ではない利息は、借りた時点で未払利息という負債になり、(ゲーム上の貸借対照表では元本+利息が未払の借入金扱い)返済時点では支払利息という名の費用となる。~ つまり、&color(Red){借りた時点で剰余金が利息分マイナスになる};ので株式公開する場合は要注意。~ 返済額を一気に確保できるのなら、利息は費用扱いなため、有効な節税手段と見れなくもない。~ 複数口に分けて借りて、自転車操業するのはありかも。 -''長期融資を受けたほうが良い場合とは'' --難易度がいばらの道の場合は、スタート時に長期融資を受けるのは止むを得ない。とういうより、融資を受けないとクリアが厳しい。~ (最初から借入金がある、ゴールドラッシュ、鉱業から観光へは例外)~ 期限が短いマップでは、初期資金では開発がままならないからと、ダラダラと町の発展を待っている余裕はない。~ 5年融資を受けてデパートD+マンションをいくつか建てれば、旅客数の増加と子会社収益の確保で収益基盤を手に入れることができる。~ スタート時に借りられる限度額程度なら、株式公開で得られる資金で返済のめどが立つので、1口で限度額まで借りて積極的に開発すること。~ 注意点として、 ---融資を受ける前に資産の処分はしないこと。借りられる額が減る。 ---限度額まで借りると、それ以上は融資を受けられなくなるので、税金には注意。 ---株式公開での返済を見込んでいるので、株式公開の条件の2年連続黒字と剰余金は重要、財務状況はこまめにチェックすること。 --株式公開済みで金利が低い場合は、公募増資で返済ができる範囲で融資を受けて開発力を高めるのは有効。~ いざというときに困らないように、限度額一杯まで借りるのはひかえる。~ 逆に好況の時は金利が高いので借りないほうが良い。もっとも、好況であれば子会社の収益は好調なはずだから、借りる必要性も低いだろう。~ -''こういう場合は融資を受けてもOK'' --利益をきちんと出せている状態で、資金を使いすぎて税金や配当金が払えなくなってしまったなどの、~ 年度末(=翌3月末)までに返済可能な一時しのぎの場合 --''クリア直前で返済期日前にクリア条件を満たし逃げ切ってしまう場合''~ (例)マップ3・青葉経済開発区において、2年連続黒字&子会社10社以上を満たしてから借りるとクリアなど) &size(18){''ちょっとした会計簿記のコーナー''};~ (項目名はゲーム内のものです) (例)500億円を5年間年利12.0%で借りた場合~ 利息は単純に500億円×12.0%×5年間=300億円となる~ 複利計算(12.0%^5)でなく単利計算(12.0%×5)だが、融資年数に応じて年利が+0.5%/1年される(5年なら1年の時+2.0%)~ ''借りた時点''~ |現金 500億円|借入金(元本) 500億円| |剰余金 300億円|借入金(利息) 300億円| -資産は500億円増えるが、&color(Red){剰余金が300億円減る。};負債は800億円増える。 -株式公開に必要なのは剰余金が10億円以上なので、元の剰余金が310億円なら関係ない。 が、借金するときにそんな剰余金の余裕などないことが多い。 ''5年後に返した場合''~ |借入金(元本) 500億円|現金 800億円| |借入金(利息) 300億円|~| -資産が800億円減り、負債は800億円減る(=大抵の場合ゼロになる) -&color(Red){利息分300億円がその年の経費となる};。 -上記に加え、&color(Red){返す金を貯めるまでの間の法人税が生じる}; 4年目3月末までに全部貯める場合は、法人税の40%引き後が少なくとも利息分300億円必要なので、300億円÷40%=750億円、つまり5年間で750億円以上稼ぐ必要がある。株式公開などで一気に掻き集めた場合はこれほど掛からないが、相当稼ぐ必要があるのは同じ。 -加えて利息がその年の費用/経費になるため、返済した年は赤字になりやすい点に注意! ''4年後に返した場合''~ |借入金(元本) 500億円|現金 700億円| |借入金(利息) 200億円|~| |借入金(利息) 100億円|剰余金 100億円| -資産が700億円減り、負債は800億円減る(=大抵ゼロになる) &color(Red){加えて剰余金が100億円増える。}; -経費になるのは支払った利息分の200億円で、法人税に関してはほぼ同じなので省略 ようは長期融資を受ける場合は、~ &size(26){&color(Red){''借りた金の倍を返すくらいに稼げば問題無い''};};というお話。~ 1年目大赤字→2~3年目黒字~4年目前半ぐらいに株式公開→4年目後半~5年目に返済というプランが十分考えられる。