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#author("2022-11-18T19:35:43+09:00","","")
[[コーデックス/クエスト関連]]

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*死の階級 [#j8b1af1a]
諸君、我々は長い間議論してきた。　しかし我々はここで異なる、見方を提案しようと思う。　我々の一員が死の軍団に加わるというのは先例のないことではない。　大記録を見れば、自己を失った者たちが盗賊から落後した例がいくつか書かれている。　これが単なる醜聞に留まらないのは、ひとえにそれが本人の意思によるものだからだ。　ここでわれわれが言うべきは「これが我らの役に立つかどうか」である。　軍団は常に贖罪の最後の希望であった。　一人の貴族が自分の意思でその一員となったとすれば、志願者に良い影響を及ぼすだろう。　我々が失ったのは１人の愚か者、面倒の多い一族の最後の一人だけなのだ。　彼の変心はこの広間の中でつぶやくよりも、ダークスポーンに向かって大声で知らせてよいほどのものだ。　私はこう言おう。　放っておけ、と。

これが通過した令状だ、デュリウス。　君が自分の決断と折り合って生きていけることを望むよ。　今はそれ以外のことは考えられないようだからな。


死の軍団に関する議会事録により（補遺不詳）

親愛なるギリー

わが一族が問責を受けて以来、困難な状況になっていることは分かっている。　自分の行動の代償が自分だけにかかって来ることを望んでいたのだが、そもそも、結果がどうなるのかを完全に理解していたら上の階級の人物を殺すことなどなかっただろう。　あなたと別れたのは軽率な気持からではない。　集団に関わるという不名誉からあなたを守る方法を他に思いつかなかったからなのだ。　そんな思い付きの方法で、あなたからの慰めを得る権利を失ってしまった。　しかしお願いだ。　今一度だけ馬鹿げた楽観主義にすがらせてくれないか。　新たな兵士の話をいろいろ聞いたのだ。　しかも貴族らしい！　いろいろな話を聞いた。　その話を言葉に出すことによって呪いはしない。　それどころか、これはわが一族にとって社会的地位を得る道となるかもしれない。　あなたにとっても。
私たちの名前にまだ公式の情報が得られる力が残っているなら、その話が本当なのか、フェラルド家にとって良いことなのかどうかを確かめてはいただけないだろうか？


―――――贈られなかったマイウスからの手紙

この報告が適切な人物の目に留まり、本来の戦術に影響を与えることを願う。　ダークスポーンの群れを見つけた。　おそらく繁殖地であろうが、接近することはできなかった。　予想よりもはるかに多くのダークスポーンがいたために私は隊を分け、群れの本体を引き付けて遠くに追いやらせた。　自分が生き延びるとは思っていなかったが、部下のほとんどは後日会おうと約束した。　私の心は張り裂けんばかりだった。　要請が聞き入られることはないであろうからだ。　ここで死ぬものよりもはるかに多くの軍団兵士が苦しめられていることになる。　しかし目と目を交わして兄弟と呼んだ部下たちを見捨てることはできなかったのだ。　彼らが私に感謝することはないだろう。　すでに死んでいるだろうからだ。　しかし生ある限り希望はある。　彼らの価値を見る最後の者は私ではないだろう。


―――――デュリウス・フェラルド卿によって記された、回収された死の軍団の境地報告書より

戦死者：デュリウス・フェラルドと軍団の副長。　部隊とともに死亡しているところを発見された。　死体が無傷であることから、ダークスポーンは死んでいてもなお、彼の精霊を恐れたと考えられる。　部下を守る彼の勇猛さは、死に屈服する前の生存者によって証言された。　入隊時に与えられる栄誉を死による栄誉が上回ることはまれである。　しかしフェラルドはそのまれな人物であった。　彼の常軌を逸脱した約束は壊滅的な結果をもたらした。　またその死によって、彼の夢物語を直接に聞いた場合よりも軍団員の士気がくじかれるのではないかと懸念する。　すぐそこまでダークスポーンが追い迫ってくるという状況下で許される限りある葬儀を行い、彼の名はその印とともに石に刻まれた。　しかし公式には彼は第二戦線を形成したことになる。　彼の愚かな希望は完全に壊されるよりも、時とともに薄れるほうがいいであろう。


歩兵長ウンゲルの隔週戦死者報告より

名誉ある祖霊の徳とその最後の子供の偉大なる犠牲により、フェラルド家と死の軍団の結合が大記録集による調査の価値あるものとして認められた。　家が無傷かつ十分であると証明された場合、死の軍団の親族は制服を課しつつ下級貴族として認められることが可能である。　この下級貴族の家はこれより、大記録集に収められる経年の過程に入ることになる。　その子孫に名誉あれ。


―――――大記録集による記録



//--以下、なるべく消さない----
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